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コミノクロツグ : ミニ英和和英辞書
コミノクロツグ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


コミノクロツグ ( リダイレクト:クロツグ#分類 ) : ウィキペディア日本語版
クロツグ

クロツグは、南西諸島に自生するヤシ科の植物。幹はあまり高くならない。
== 特徴 ==
クロツグ ''Arenga engleri'' Becc. は、ヤシ科クロツグ属に所属する常緑性低木。日本国内に自生するヤシ類としては、その分布地域ではビロウと同じく普通に見られるものである。しかし全国的な知名度ははるかに低い。非常に長い葉が目立つヤシである。沖縄各地でこの名か、バニン・マニンなどの名で呼ばれる〔天野 (1982) pp. 192-193〕。
は円柱状で、数本が束になって生じ、高さは5mくらいになる。ただし、茎の表面は葉の基部の葉鞘が分解して生じる黒い繊維に覆われて見えない。また、葉の出方が何となく根出葉のようなので、茎が立っている印象が少なく、むしろ長い葉柄を持つ葉を束にして、途中まで縛ってまとめた、と言うような印象を持つ。
葉は長さ3mにも達するもので、羽状複葉で全体は長楕円形、基部には1mほどの葉柄がある。小葉は20-40対以上もあり、個々の小葉は細長くて長さ25-60cmになる。葉質は硬く革質、表面は黒っぽい緑色で鈍いつやがある。裏面は白っぽく、中肋が強く突出し、基部近くではここで二つ折り状態となり、その側面で軸につく。小葉の先端は何かに噛みちぎられたような不規則な鋸歯がある。
花序は先端から出て、斜め上に出るか、ややうつむいて伸び、往々にして葉より下に広がる。雌雄同株ながら、雌雄の花は別の花序につく。花序は最初多数の苞に包まれ、後に外に出る。花序の枝は黄色みを帯び、非常に多数の枝に分かれ、花は長く伸びた枝に多数密着して生じる。果実は2cmほどの楕円形で、赤みを帯びた黄色に熟する。
名称については、ツグがシュロの意味であり、幹を覆う繊維が黒いことによる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クロツグ」の詳細全文を読む




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