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コミノ島[-とう]
コミノ島 (-とう、Comino、マルタ語: ''Kemmuna'')は、マルタの島。ゴゾ島とマルタ島の間にある、面積3.5平方キロメートルの小さな島である。島の名前はかつて島に自生していたクミンにちなんで名付けられた。静かな島で、他の島から隔離された状態で知られる。定住人口はわずか4人しかいない。夏期になって観光客と観光業に従事する人の人口が増えると、公共サービスに従事するためゴゾ島から司祭1人と警察官1人が代用員としてやってくる。現在、コミノは野鳥と自然の保護区となっている。行政上、ゴゾ島南東部の自治体Għajnsielemの一部となっている。 == 歴史 == ローマ時代、コミノには農夫が住んでいることが知られていた。しかし、これまでの歴史で長い期間、島の人口は希薄であるか、ほとんど見捨てられていた。 島の岩だらけの海岸線は、険しい石灰岩の断崖によって特徴づけられる。中世の海賊と略奪者が好んだ深い洞窟が点在する。コミノの洞窟と入り江はしばしば、マルタ島とゴゾ島の間を往復するボートが不運なことに襲撃された際、海賊の足がかりとなる場所として使われていた。後年、マルタ騎士団はこの島を狩猟と余暇を過ごす場所として使用した。騎士団は野生のイノシシとウサギ(''fenek tal-grixti'')を獲物としていた。密猟者たちが捕まって有罪となると、彼らはガレー船の奴隷として3年の刑を受けた〔 Malta Tourism Authority, "Comino" 〕。 16世紀と17世紀、コミノは刑務所の場所や、規律を乱した騎士たちの流刑地とされた。量刑の軽い騎士は時には、禁固刑の判決と、聖マリア塔に配置される危険な職務を宣告された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コミノ島」の詳細全文を読む
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