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コリアミルチン (coriamyrtin) は、セスキテルペン骨格を有するラクトン化合物。 ドクウツギ科ドクウツギ (''Coriaria japonica'') の果実(特に種子)に多く含まれる、速効性の猛毒である。 γ-アミノ酪酸 (GABA) 受容体の機能を抑制するGABAアンタゴニストとして作用し、GABAによるシナプス前抑制が遮断されることで中枢神経への興奮作用が発現、けいれんを起こし死に至る。 最初に単離されたのは1864年のことで、ヨーロッパ産のドクウツギからであった〔Riban, M. J. ''Bull. Soc. Chim. Fr.'' 1864, ''1'', 87.〕。のちに日本産のものからも単離され〔Kariyone, T.; Sato, T. ''Yakugaku Zasshi'' 1930, ''50'', 106.〕、構造決定は1964年ごろになされた〔Okuda, T.; Yoshida, T. "Establishment of the structural correlation between coriamyrtin and tutin". ''Tetrahedron Lett.'' 1965, ''6'', 4191–4197. およびそこに挙げられた文献。〕。さらに1982年にはラセミ体の〔Tanaka, K.; Uchiyama, F.; Sakamoto. K.; Inubushi, Y. "Stereocontrolled total synthesis of (±)-coriamyrtin". ''J. Am. Chem. Soc.'' 1982, ''104'', 4965–4967. 〕、その翌年には (+)-体の立体選択的合成が報告された〔Niwa, H.; Wakamatsu, K.; Hida, T.; Niiyama, K.; Kigoshi, H.; Yamada, M.; Nagase, H.; Suzuki, M.; Yamada, K. "Stereocontrolled total synthesis of (−)-picrotoxinin and (+)-coriamyrtin via a common isotwistane intermediate." ''J. Am. Chem. Soc.'' 1984, ''106'', 4547–4552. 〕。 ==脚注== 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コリアミルチン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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