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コルグ・TRINITYシリーズ : ミニ英和和英辞書
コルグ・TRINITYシリーズ[とりにてぃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

コルグ・TRINITYシリーズ : ウィキペディア日本語版
コルグ・TRINITYシリーズ[とりにてぃ]
TRINITY(トリニティ)とはコルグシンセサイザーの型番・商品名である。
== 概要 ==
初代モデルは1995年に発売。鍵盤数は61、76、88のバリエーションがある。鍵盤のタイプについてはFS鍵盤が61鍵と76鍵に、バランスドハンマー鍵盤が88鍵に採用されている。高機能化に伴って操作系統の利便性が図られており、タッチパネルに対応した320×240ドットの液晶ディスプレイが搭載された。内蔵シーケンサーは16トラック、80,000ノート。SMF対応。
筐体は、それまでのシンセサイザーは黒が一般的だったのに対し、TRINITYではシルバーを採用したことや、当時の日本製シンセサイザーの型番・商品名はアルファベットと数字の組み合わせが多かった中で、TRINITYという意味のある言葉を型番に選んだことも、後発のシンセサイザーに影響した。またTRINITYはPCM音源だけでなく、物理モデル音源MOSSも搭載可能であり、61鍵のTRINITY Plus、76鍵のTRINITY pro、88鍵のTRINITY proXではモノ仕様のMOSS音源が標準装備されていた。
ACCESS(Advanced Combined Control Synthesis System)と呼ばれるサンプリング周波数48kHz、24MByteのPCM音源を採用し、最大同時発音数32音。ただし内蔵のPCM音源に鍵盤上の演奏だけでのポルタメントはかけられず、MOSS音源が搭載されたモデルでしかこの奏法は楽しめない。この点は後継のコルグ・TRITONシリーズのPCM音源におけるシンセサイズの大きな差のひとつと言える。
コルグ社のペーパーマガジン「PROVIEW」誌8号インタビュー記事内で坂本龍一の「黒のボディーのってないんですか?」という発言が掲載され、その後黒色のモデルが当初61鍵ノーマルタイプのみ限定100台で発売された。メジャーシーンで主に使ったのは小室哲哉で、皮肉にも坂本モデルではなく、小室モデルと称されることがある。しかしながら、発売時のキーボード・マガジン誌の広告には「超大物アーティストが使用」と掲載された。
派生製品も多く、キーボード・マガジン編集部と共同開発した特注モデルやTR-Rackというモジュール版も作られた。1998年には、物理モデル音源部を6音ポリに仕様変更したTRINITY V3が発売され、以前のTRINITYシリーズからV3へのアップグレードも可能となった。しかし、1999年にPCM音源部を62音ポリに増加し、TRINITY同様タッチパネルを持つTRITONの登場により、TRINITYは生産完了となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コルグ・TRINITYシリーズ」の詳細全文を読む




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