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コルベ・シュミット反応(コルベ・シュミットはんのう、Kolbe-Schmitt reaction)とは、アルカリ金属のフェノキシド(フェノールの塩)に高温・高圧(例: 100 atm, 125 ℃)で二酸化炭素を作用させてオルト位をカルボキシル化させ、酸による中和後にサリチル酸を得る有機化学反応である〔総説: Lindsey, A. S.; Jeskey, H. ''Chem. Rev'' 1957, ''57'', 583-620. DOI: 10.1021/cr50016a001 〕。その名は反応を発見した〔Kolbe, A. W. H. ''Ann. Chem. Pharm.'' 1860, ''113'', 125-127.〕ヘルマン・コルベと、高温・高圧条件を見出した〔Schmitt, R. ''J. Prakt. Chem.'' 1885, ''31'', 397-411.〕ルドルフ・シュミットにちなむ。 サリチル酸はアスピリンの前駆体であり、その工業的合成法において重要な反応である。 == 反応機構 == コルベ・シュミット反応ではまずフェノラートアニオンのオルト位の炭素が二酸化炭素へ求核的に付加し、生じた付加体が続いて熱分解を受けてサリチル酸塩となる。最後に酸で処理してサリチル酸を得る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コルベ・シュミット反応」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kolbe-Schmitt reaction 」があります。 スポンサード リンク
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