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コルンメーメ : ミニ英和和英辞書
コルンメーメ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

コルンメーメ ( リダイレクト:コルンムーメ ) : ウィキペディア日本語版
コルンムーメ[ちょうおん]

コルンムーメ(独 Kornmöhme)は、ドイツに伝わる穀物精霊である。
==概要==
オオムギコムギライムギが成長し、が出るころになると、が吹くようになる。農民は、この風をコルンムーメ(麦ばあさん)と呼び、麦が育つのを見守り、受粉を助けるべく風を送っていると考え、みだりに畑に入るのを控えた。コルンムーメはコルンムッター(麦の母親)とも、またホレばあさん(ホレおばさん)とも呼ばれる。ゲルマン民間信仰では、ホレばあさんがベッドを直すため、羽布団を叩いた時の、こぼれた羽がになるのだといわれる。ムギが育って熟れるころになると、大人たちは子供に、畑には、灰色の髪に赤い目のコルンムーメがいて、子供たちをさらって食べてしまうと警告する。子供たちが勝手にに入って、麦を荒らすのを防ぐためである。また、畑にコルンムーメの子のコルンキントがいることもある。コルンキントもまた人間の子供をさらって行く。しかし、コルンムーメは、元々は穀物を守る精霊である。一説にはウォーダン(オーディン)の妻フレイアであるとも考えられている。地域によっては、風がムギ畑を渡る様はヒツジの群れに例えられたり、「風の天使」と呼ばれたりもする。
また、ドイツとポーランドにまたがるポメラニア地方の、ドイツ側のポンメルン州では、6本の足を持つライ麦オオカミがいるため、子供は畑に入ることを戒められる。穀物の精霊は動物になるともいわれ、オオカミは特にそう考えられた。真夏の暑い時期、農作業をしている農民が暑さにやられて倒れたりすると、「ライ麦オオカミに噛みつかれる」と表現される。
〔植田重雄 『ヨーロッパの祭と伝承』 講談社学術文庫、1999年、256-262頁。〕〔魔女街道の本 〕〔information

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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