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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 分 : [ぶん, ふん] 1. (n,n-suf,pref) (1) part 2. segment 3. share 4. ration 5. (2) rate 6. (3) degree 7. one's lot 8. one's status 9. relation 10. duty 1 1. kind 12. lot 13. (4) in proportion to 14. just as much as 1 ・ 分解 : [ぶんかい] 1. (n,vs) analysis 2. disassembly
コレスキー分解(コレスキーぶんかい)とは、正定値エルミート行列''A''を下三角行列''L''と''L''の共役転置''L *''との積に分解すること。 : Aのエルミート性を利用したLU分解の特別な場合である。''L''の対角成分は実数にとることができて(符号・位相の自由度があるが)通常は、対角成分を正の実数に採り、その場合には、''L''が一意に定まる。''アンドレ=ルイ・コレスキー''にちなんで名づけられた。 ''A''が実対称行列の場合、上式の共役転置は転置に単純化される。 : エルミート対称行列Aが正定値であることと、Aのコレスキー分解が存在することは同値になる。 == アルゴリズムの例 == コレスキー法はガウスの消去法の改良版である。 ガウスの消去法は''A''の左方から順次''L''を作用させ前進消去(LU分解に対応。)するが、 ''A''(i)=''L''i''A''(i+1) ( または、''A''(i+1)=''L''i-1''A''(i) ) コレスキー法は''A''を順次''L''と''L *''で挟んで前進消去していくと考えればよい。 ''A''(i)=''L''i''A''(i+1) ''L''i * ( または、''A''(i+1)=''L''i-1''A''(i) ''L''i *-1 ) このとき''A''(i+1)のエルミート性は保たれる。 詳細は以下の解説を参照。''A''が実行列の場合は単純に、エルミート→対称、共役転置→転置と読み替えればよい。 コレスキー分解の再帰的アルゴリズムでは、まず最初に''A''(1)を下のように置く(定義する)。 : 以下、i回目のステップ。エルミート性を保ちながら''A''(i)のi行とi列を前進消去して ''A''(i+1)を生成することを考える。 ''A''(i)はi-1行・列まで前進消去されたエルミート行列であるので、下式のように書ける。 : ここで、Ii-1はi-1次の単位行列、 ai,iはi番目の対角要素、 biはi列目の下三角部、 B(i)は、A(i)のi+1行・列以降の部分でやはりエルミートある。次に、Liを : と定義するとA(i)は、 : と書ける。( A(i+1) = Li-1 A(i) Li *-1 より。)ここで、A(i+1)は : である。( 注.ここでbi bi * は、行列の積。 ) 以上が、i回目のステップ。A(i)からA(i+1)が計算出来たことになる。 nをAの次数として、このステップをn回繰り返すと''A''(n+1) = Inとなりコレスキー分解は終了する。 : であり、 : と置くと、(これが最終的に求める''L''である。) : であることが確認できる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コレスキー分解」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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