翻訳と辞書
Words near each other
・ コワバナ
・ コワバナ 恐噺
・ コワフ
・ コワフュール・ア・ラ・フォンタンジュ
・ コワルスカ
・ コワルスキ
・ コワルスキー
・ コワル・LINEAR彗星
・ コワレフスカヤ
・ コワレフスカヤ (小惑星)
コワレフスカヤのコマ
・ コワレンコ
・ コワンチョウ
・ コワーキング
・ コワーキングスペース
・ コワーキングスペース7F
・ コワール語
・ コン
・ コン (BLEACH)
・ コンV


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

コワレフスカヤのコマ : ミニ英和和英辞書
コワレフスカヤのコマ
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


コワレフスカヤのコマ : ウィキペディア日本語版
コワレフスカヤのコマ
コワレフスカヤのコマ(-のこま、)とは、重力下を運動する剛体独楽)の一種。オイラーのコマラグランジュのコマに並んで、オイラー方程式可積分となる例として知られる。19世紀後半、ロシアの女性数学者ソフィア・コワレフスカヤによって、発見された〔S. Kovalevskaya, "Sur le probleme de la rotation d'un corps solide autour d'un point fixe," Acta Mathematica 12 (1889) pp177-232.
〕。コワレフスカヤは慣性モーメント間に特別な関係が成り立つ場合に、運動を決定するのに必要な第一積分(保存量)が存在することを発見したともに、楕円関数の拡張である種数2の超楕円関数による解の表示を導いた。
== 概要 ==

重力下における固定点を持つ剛体の運動、すなわち独楽の運動は、オイラーの運動方程式によって記述される。角速度定数(''ω''0 ,''ω''2,''ω''3)並びに方向余弦定数(''γ''1 ,''γ''2,''γ''3)を変数とすると、この運動は以下の連立微分方程式で記述される。
:
A \frac = (B-C) \omega_2 \omega_3 - Mg(\zeta_0 \gamma_2 - \eta_0 \gamma_3)

:
B \frac = (C-A) \omega_3 \omega_1 - Mg(\xi_0 \gamma_3 -\zeta_0 \gamma_1)

:
C \frac = (A-B) \omega_1 \omega_2 - Mg(\eta_0 \gamma_1 -\xi_0 \gamma_1)

ここで、定数''A'' 、''B''、''C''は主慣性モーメントであり、定数(''ξ''0 ,''η''0,''ζ''0)は剛体の重心座標である。
19世紀後半、オイラー方程式が可積分となる例は、外力のない自由回転運動である
;(オイラーのコマ)
: \xi_0=\eta_0=\zeta_0=0
と軸対称の場合である
;(ラグランジュのコマ)
: A=B, \xi_0=\eta_0=0
が知られていた。コワレフスカヤは、非対称ではあるが可積分系となる例として、2つの主慣性モーメントが等しく、残り1つがそれらの1/2倍に等しい場合、
;(コワレフスカヤのコマ)
: A=B=2C, \eta_0=\zeta_0=0
を新たに発見した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コワレフスカヤのコマ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.