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コワレフスカヤのコマ(-のこま、)とは、重力下を運動する剛体(独楽)の一種。オイラーのコマやラグランジュのコマに並んで、オイラー方程式が可積分となる例として知られる。19世紀後半、ロシアの女性数学者ソフィア・コワレフスカヤによって、発見された〔S. Kovalevskaya, "Sur le probleme de la rotation d'un corps solide autour d'un point fixe," Acta Mathematica 12 (1889) pp177-232. 〕。コワレフスカヤは慣性モーメント間に特別な関係が成り立つ場合に、運動を決定するのに必要な第一積分(保存量)が存在することを発見したともに、楕円関数の拡張である種数2の超楕円関数による解の表示を導いた。 == 概要 == 重力下における固定点を持つ剛体の運動、すなわち独楽の運動は、オイラーの運動方程式によって記述される。角速度定数(''ω''0 ,''ω''2,''ω''3)並びに方向余弦定数(''γ''1 ,''γ''2,''γ''3)を変数とすると、この運動は以下の連立微分方程式で記述される。 : : : ここで、定数''A'' 、''B''、''C''は主慣性モーメントであり、定数(''ξ''0 ,''η''0,''ζ''0)は剛体の重心座標である。 19世紀後半、オイラー方程式が可積分となる例は、外力のない自由回転運動である ;(オイラーのコマ) : と軸対称の場合である ;(ラグランジュのコマ) : が知られていた。コワレフスカヤは、非対称ではあるが可積分系となる例として、2つの主慣性モーメントが等しく、残り1つがそれらの1/2倍に等しい場合、 ;(コワレフスカヤのコマ) : を新たに発見した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コワレフスカヤのコマ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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