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コンピレーション・アルバム()は、特定の方針に基づいて編集(コンパイル)したアルバム。 ベスト・アルバム、オムニバス、トリビュート・アルバムと分類されるものも、日本以外では概ねコンピレーション・アルバムと分類している。 コンピレーション・アルバムのコンセプトとして代表的なものは、ラブソング(バラード)、映画音楽、オールディーズ、ダンス・ミュージック、テレビ番組やコマーシャルに使用された楽曲集など。これらに収録される曲は、発売後ある程度年月が経過した作品が多い。 == 歴史 == === ヒット曲系コンピレーション === 1980年代に、イギリスにて「NOWシリーズ」が発売され始めた。このシリーズは、まさに『今ヒットしている曲』をレーベルを超えて集めたアルバムコンセプトで、従来のコンピレーションにはないものが市場受けし爆発的にヒットした。 日本では、1960年代からポニー(現:ポニーキャニオン)やアポロン(後のバンダイ・ミュージックエンタテインメント)がレーベルの枠を越えたヒット曲を集めたコンピレーションのカセットテープを発売していたが、CDでは1986年に「BEAT EXPRESS」シリーズ(EPICソニー)が発売を開始。東芝EMIからも1993年に日本版の「NOW」シリーズが発売された。ただし日本版NOWでは、収録曲は東芝EMIの所有している洋楽の楽曲のみで、ヒットチャートに登場した曲以外にもテレビCM等のタイアップ曲が収録されたアルバムであった。この当時のコンピレーション・アルバムの主な目的として「レコード会社における、自社の保有する音源の有効活用」があったため、この頃はレコード会社をまたいだコンピレーション・アルバムはまだほとんど存在しなかった。 これらのアルバムは、それまでのコンピレーション・アルバムとは比較にならないほどヒットしたため、国内大手レコード会社はこぞって自社所有のヒット曲を集めた作品を製作した。代表的なものに、前出の「BEAT EXPRESS」や「NOW」シリーズ、「MAX」シリーズ (ソニー・ミュージックエンタテインメント)、「HITS」シリーズ (ワーナーミュージック・ジャパン)、「MEGA HITS」シリーズ (BMG JAPAN)などがある。これらは、いずれもヒットすることにより、シリーズ名がブランド化し、本来のテーマからスピンオフした作品が数多く発売された(NOWシリーズの「NOW JAZZ」など)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コンピレーション・アルバム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Compilation album 」があります。 スポンサード リンク
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