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コヴイ人〔木村彰一 「付録 イーゴリの遠征にかんする『イパーチイ年代記』の記事」 // 『イーゴリ遠征物語』p126〕()はキエフ・ルーシ期のテュルク系の、民族〔ковуи // Этимологический словарь русского языка Макса Фасмера〕(あるいは部族〔木村彰一『イーゴリ遠征物語』p174〕)である。 コヴイ人は11 - 12世紀に黒海沿岸のステップをポロヴェツ族が占有した後にルーシ領域内に集団移住し、12 - 13世紀にはドニエプル川左岸の森林ステップ地帯(ru)に住み、チェルニゴフ公に従属した。 『イパーチー年代記(ru)』には、1185年のノヴゴロド・セヴェルスキー公イーゴリのポロヴェツ族への遠征に、チェルニゴフ公国のヴォエヴォダ・オリスチン揮下の一軍として参加したことが言及されている。なお、この遠征を題材とした『イーゴリ遠征物語』には、チェルニゴフ公ヤロスラフに属するモグトタトラン、シェルビル、トプチャク、オルベルという集団が言及されている〔木村彰一『イーゴリ遠征物語』p72〕。これらもヤロスラフに従属するテュルク系部族名、あるいは族長名と考えられる。 ==脚注== 注釈 出典 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コヴイ人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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