|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 会 : [かい] 1. (n,n-suf,vs) meeting 2. assembly 3. party 4. association 5. club
コード会(こーどかい)とは、かつて存在した日本の文字コードについての勉強会である。1958年10月に和田弘によって作られた。 == 概要 == 1958年10月末から1959年4月にかけて11回の会合を持って情報交換用(特に紙テープ用)の文字コードについて検討した、研究者や技術者の集まって活動していた勉強会である。コード会は、法令等の何らかの公式の根拠を持って設立された機関ではない。またこの「コード会」は、一つの私的な文字コード(案)を定めたに過ぎず、何らかの公式の決定を行ったわけでもない。 コード会が任意組織として活動したのは、会の趣旨には賛同するが、会の決定には束縛されたくないというメンバーたちの矛盾した意向による〔『日本のコンピュータの歴史』(1985)p. 316〕。また高橋秀俊は採用がすすまなかったことについて、メーカー各社に「一つには外国、とくにアメリカの動向に追随せざるをえない事情があったことによるであろう」と書き残している〔中公新書『電子計算機の誕生』p. 176〕。 しかしながらこのコード会が作成した「コード会のコード(案)」は、この案そのものの実装例こそほとんど無くせいぜい1、2にとどまったものの、コンピュータのための文字コードの標準化作業としては日本では最初のものであり、世界でも最も早いものの一つであった。そのコード案の内容が「辞書順のコード」を提唱するなど当時としては極めて先進的であったためにそれ以後の文字コード規格に大きな影響を与えた〔池田芳之「コード会のコード」情報処理学会歴史特別委員会編『日本のコンピュータ発達史』オーム社、1998年6月、p. 294。 ISBN 4-274-07864-7 〕。また、情報処理学会規格委員会(後の情報規格調査会)が設立される切っ掛けになった〔和田弘「情報規格調査会の発足にあたって」情報処理 27巻11号、1986年11月、pp. 1232-1233。 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コード会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|