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国際連合安全保障理事会(こくさいれんごうあんぜんほしょうりじかい、)は、国際連合の主要機関の一つ。安全保障理事会は、実質的に国際連合の中で最も大きな権限を持っており、事実上の最高意思決定機関である。国連主要機関の中で法的に国際連合加盟国を拘束する権限がある数少ない機関でもある。その目的や権限は、国際連合憲章に定められていて世界の平和と安全の維持に対して重大な責任を持つことが規定されている。略して安全保障理事会または安保理(あんぽり)ともいわれている。 == 構成 == 5つの「常任理事国(Permanent members)」と、国際連合加盟国の中から総会で選ばれる10の「非常任理事国(non-Permanent members)」の計15か国から構成されている。1965年の改革以前は非常任理事国は6か国で、計11か国であった〔Weiss, Thomas G. The Illusion of UN Security Council Reform , Washington Quarterly, Autumn 2003〕。 理事国の代表(国連大使)は、国際連合本部に常に滞在していることが義務づけられている。これは、緊急事態に際して迅速に集まって会合を開くことができるようにするためである。国際連盟が、しばしば緊急時に素早い対応ができなかったことへの反省から国際連合ではこのような義務付けがなされた。 非常任理事国の任期は2年。現在はアジア2、アフリカ3、中南米2、西ヨーロッパなど2、東ヨーロッパ1の配分になっている。 非常任理事国の選出は選挙で行われる。毎年半数を改選し、投票は国連加盟国の無記名投票。選出には3分の2の賛成が必要で、どの国も条件を満たさない場合は何度でも再投票を行う。日本は非常任理事国として10期務めた。延べ20年間にわたって非常任理事国を務めたことになる。10期の任期はブラジルと並び世界最多。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国際連合安全保障理事会」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 United Nations Security Council 」があります。 スポンサード リンク
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