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コーリー・キム酸化 : ミニ英和和英辞書
コーリー・キム酸化[こーりー きむさんか]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [さん]
 【名詞】 1. acid 
酸化 : [さんか]
  1. (n,vs) oxidation 
: [か]
 (suf) action of making something

コーリー・キム酸化 : ウィキペディア日本語版
コーリー・キム酸化[こーりー きむさんか]
コーリー・キム酸化(コーリー・キムさんか、Corey–Kim oxidation)は、第一級および第二級アルコールからのアルデヒドおよびケトン合成に用いられる酸化反応。反応名は、反応の開発者である、アメリカ人化学者ノーベル化学賞受賞者イライアス・J・コーリーと韓国系アメリカ人化学者Choung Un Kimに由来する。
コーリー・キム酸化は、−25 ºCで反応を行うことができるというスワーン酸化と比較した場合の際立った優位性を有しているにもかかわらず、有毒かつ揮発性でひどい悪臭を有するジメチルスルフィドを取り扱う必要があるため、あまり一般的には用いられない。
==反応機構==
ジメチルスルフィド (Me2S) と''N''-クロロスクシンイミド (NCS) を作用させ、アルコールの活性化に用いられる活性DMSO種を生成させる。活性化アルコールにトリエチルアミンを添加すると、アルコールはアルデヒドあるいはケトンへと酸化され、ジメチルスルフィドが生成する。本反応では、その他の活性DMSO種を用いるアルコール酸化法とは異なり、活性酸化剤はDMSOと求電子剤との反応によっては生成されず、ジメチルスルフィドと酸化剤 (NCS) との反応によって形成される。
コーリー・キム酸化の条件化では、アリル位およびベンジル位のアルコールは、アルコールの活性化後速やかにトリエチルアミンを添加したにもかかわらず、それぞれ対応するアリルクロリドおよびベンジルクロリドへと変換される傾向がある。実際に、トリエチルアミン無添加でのコーリー・キム条件は、その他のアルコール存在化でのアリル位あるいはベンジル位アルコールのクロリドへの変換における非常に効率的な条件である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コーリー・キム酸化」の詳細全文を読む




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