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エクスカリバー()は、アーサー王伝説に登場する、アーサー王が持つとされる剣。魔法の力が宿るとされ、ブリテン島の正当な統治者の象徴とされることもある。同じくアーサー王伝説に登場し、アーサーの血筋を証明する石に刺さった剣と同じものとされることがあるが、別物とされることもある。 エクスキャリバー、エスカリボール、エクスカリボール、カリバーン、キャリバーン、コールブランド、カリブルヌス、カレトヴルッフ、カレドヴールッハなど様々な異称があるが、これらは英語、フランス語、ラテン語、ウェールズ語の発音の違いや写本の表記の揺れで生じたものであり、すべて同じ剣を指す言葉である。エクスカリバーはアーサー王伝説の初期から登場している。 ==カレトヴルッフ== ウェールズの伝承にはアルスル(アーサー)の剣としてカレトヴルッフが登場する。これは caled (硬い)+ bwlch (切っ先、溝)の意味であるという〔R. Bromwich and D. Simon Evans, ''Culhwch and Olwen. An Edition and Study of the Oldest Arthurian Tale'' (Cardiff: University of Wales Press, 1992), pp.64-5〕 。この剣は、タリエシン作とされる詩『アンヌヴンの略奪』(''Preiddeu Annwfn'')、および後世にマビノギオンに集録される『キルッフとオルウェン』(''Culhwch ac Olwen,'' 1100年頃)に名前が見え、後者ではアルスルの最も重要な持ち物の一つとされている〔中野節子訳『マビノギオン』JULA出版局、2000年 p.164〕。同書ではアルスルの戦士スェンスェアウクがアイルランドの王ディウルナッハを殺すのに使用している〔同 p.206〕。同じくマビノギオンに収められた『ロナブイの夢』(''Breuddwyd Rhonabwy'')には、カレトヴルッフと明記されていないもののアルスルの剣が鮮やかに描かれている。 後に外国の文献(モンマスをもとにした詩『ブリュ物語』など)がウェールズ語に訳される際、カレトヴルッフはエクスカリバーの訳語として使用された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エクスカリバー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Excalibur 」があります。 スポンサード リンク
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