|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 賞 : [しょう] 1. (n,n-suf) prize 2. award
フランク・ネルソン・コール賞 (Frank Nelson Cole Prize) は、アメリカ数学会から贈られる賞の一つ。「コール賞」と略して呼ばれることが多い。代数部門と数論部門の二つがあり、過去6年間に北米の数学誌に掲載された最も優れた論文の著者に対して授与される。現在の賞金は5000ドルで、アメリカ数学会会員にのみ受賞資格がある。歴代の受賞者にはフィールズ賞受賞者も含まれており、その受賞基準の厳しさから、数学界における最も栄誉ある賞の一つに数えられる。 25年間にわたりアメリカ数学会事務局長を務めたフランク・ネルソン・コールの引退に際し、彼の功績を称えて設立された。賞金は、コールの退職金を基金としている。 なお、受賞者一覧中の太字は、フィールズ賞受賞者を示す。 ==代数部門受賞者== *第1回 (1928年) - レナード・ユージン・ディクソン (''Algebren und ihre Zahlentheorie'', Orell Fuüssli, 1927に対して) *第2回 (1939年) - エイブラハム・エイドリアン・アルバート (''Annals of Mathematics'', Ser. 2, Vol. 35, 1934; Vol. 36, 1935に掲載されたリーマン行列に関する諸論文に対して) *第3回 (1944年) - オスカー・ザリスキ (''American Journal of Mathematics'', Vol. 61, 1939; Vol. 62, 1940および ''Annals of Mathematics'', Ser. 2, Vol. 40, 1939; Vol. 41, 1940に掲載された代数多様体に関する諸論文に対して) *第4回 (1949年) - リチャード・ブラウアー ("On Artin's L-series with general group characters", ''Annals of Mathematics'', Ser. 2, Vol. 48, 1947に対して) *第5回 (1954年) - ("On some applications of the universal enveloping algebra of a semisimple Lie algebra", ''Transactions of the American Mathematical Society'', Vol. 70, 1951をはじめとする諸論文に対して) *第6回 (1960年) - サージ・ラング ("Unramified class field theory over function fields in several variables", ''Annals of Mathematics'', Ser. 2, Vol. 64, 1956に対して)、マックスウェル・ローゼンリヒト ("Generalized Jacobian varieties", ''Annals of Mathematics'', Series 2, Vol. 59, 1954; "A universal mapping property of generalized Jacobians", ''Annals of Mathematics'', Ser. 2, Vol. 66, 1957に対して) *第7回 (1965年) - ヴァルター・ファイト、ジョン・トンプソン (二人の共著論文 "Solvability of groups of odd order", ''Pacific Journal of Mathematics'', Vol. 13, 1963に対して) *第8回 (1970年) - ジョン・スターリングス ("On torsion-free groups with infinitely many ends", ''Annals of Mathematics'', Ser. 2, Vol. 88, 1968に対して)、リチャード・スワン ("Groups of cohomological dimension one", ''Journal of Algebra'', Vol. 12, 1969に対して) *第9回 (1975年) - ハイマン・バス (''Unitary algebraic K-theory'', Springer Lecture Notes in Mathematics, Vol. 343, 1973に対して)、ダニエル・キレン (''Higher algebraic K-theories'', Springer Lecture Notes in Mathematics, Vol. 341, 1973に対して) *第10回 (1980年) - Michael Aschbacher ("A characterization of Chevalley groups over fields of odd order", ''Annals of Mathematics'', Ser. 2, Vol. 106, 1977に対して)、メルヴィン・ホクスター (''Topics in the homological theory of commutative rings'', CBMS Regional Conference Series in Mathematics, No. 24, AMS, 1975に対して) *第11回 (1985年) - ジョージ・ルスティック ("Characters of reductive groups over finite fields", ''Annals of Mathematics Studies'', Vol. 107, Princeton University Press, 1984をはじめとする諸業績に対して) *第12回 (1990年) - 森重文 ("Flip theorem and the existence of minimal models for 3-folds", ''Journal of the American Mathematical Society'', Vol. 1, 1988をはじめとする諸業績に対して) *第13回 (1995年) - ミッシェル・レイノー ("Revêtements de la droite affine en caracthéristique p > 0", ''Inventiones Mathematicae'', 116, 1994に対して)、David Harbater ("Abhyankar's conjecture on Galois groups over curves", ''Inventiones Mathematicae'' 117, 1994に対して) *第14回 (2000年) - アンドレイ・ススリン (モチーフ的コホモロジーに関する諸業績に対して)、アイセ・ヨハン・デ・ヨング (特異点解消に関する諸業績に対して) *第15回 (2003年) - 中島啓 (表現論および幾何学における諸業績に対して) *第16回 (2006年) - ヤノシュ・コラール (ナッシュ予想への貢献と有理連結多様体の理論における重要な業績に対して) *第17回 (2009年) - クリストファー・ハコン、ジェームス・マッカーナン *第18回 (2012年) - :en:Alexander Merkurjev *第19回 (2015年) - :en:Peter Scholze 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コール賞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|