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五井 五位 語彙 語意
ゴイ(、)とは、ヘブライ語聖書でイスラエル民族を指す語。非ユダヤ人の諸民族を指す複数形のゴイム(、、)は、『出エジプト記』34章24節の「我は汝の前に諸民族を追放するであろう」という表現にも見られ、それよりはるか以前の古代ローマ時代には「異教徒」も意味したという〔''The Cambridge history of Judaism'', Volume 2, Cambridge University Press, 1989, p. 193. ISBN 978-0-521-24377-3〕。後者はイディッシュ語に見られる表現である。 現在では専ら非ユダヤ人を指す差別語でもあり、クリスチャンやムスリムに対して広く用いられるが、ユダヤ人がユダヤ教以外のあらゆる宗教を奉じる人々を指して使うことが多い。 == ヘブライ語聖書 == トーラーではゴイやその異形が、ヘブライ人や異教徒に言及する中で550回以上使用。初出は『創世記』10章5節で、当初は非ユダヤ民族を指す悪意の無い語であった。ヘブライ人に関する初の言及は、神がアブラハムに対して、子孫が偉大なる民族()を形成すると約束した、『創世記』12章2節に見られる。 『出エジプト記』19章6節ではユダヤ人が「聖なる民族」(goy kadosh)と述べられているように、初期のヘブライ語聖書ではゴイをヘブライ人に対して用いることが多い一方、後には他民族を指すようになってゆく。 翻訳された聖書の中には、ゴイムという語を訳出せず、国名として扱っているものもある。『創世記』14章1節では「ゴイムの王」はティドアル(テダル)であるとなっている。聖書の解説書の中にはゴイムはグティウムを示しているかもしれないとするものもある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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