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ゴウシュウシビレエイ (''Hypnos monopterygius'') はオーストラリア固有のエイの一種である。沿岸に生息し、全長40cmになる。胸鰭は大きく、尾が非常に短いため、体型は洋梨形である。背面は褐色、眼は小さく、口は大きく広がる。 夜行性で砂泥底に生息する。200ボルトに達する強力な電気ショックを発生することができる。貪欲な捕食者で、主に底生魚を食べる。自分と同じ大きさの獲物を捕食することもある。無胎盤性胎生で、産仔数4–8。経済的価値はない。IUCNは軽度懸念と評価している。 == 分類 == 1795年、''The Naturalist's Miscellany'' において、英国の動物・植物学者George Shawによって記載された。これにはFrederick Polydore Nodderによる漂着個体の挿絵が付けられていた。Shaw は本種をアンコウの一種と考え、「単鰭のアンコウ」を意味する ''Lophius monopterygius'' という学名を与えた〔。これとは別に、1852年の ''Revue et Magasin de Zoologie'' において、フランスの動物学者Auguste Dumérilはニューサウスウェールズ州より得られた2標本を基に記載を行った。彼は本種が獲物を麻痺させることに因み、ギリシャ神話のヒュプノスに由来する ''Hypnos subnigrum'' という学名を与えた〔。その後 、Gilbert Percy WhitleyはNodderの挿絵とDumérilの記載した種が同種であることに気付き、学名は ''Hypnos monopterygius'' とされた。1902年Edgar Ravenswood Waiteは、シロオビトガリバタテハ属の学名が ''Hypna''であることから、''Hypnos'' という学名を無効として ''Hypnarce'' という名を提唱した。だが国際動物命名規約によるとこの変更は不要であり、現在''Hypnarce''はジュニアシノニムとされている〔。 英名 "coffin ray" は、死後に膨張した漂着個体が棺のような形になることから名付けられた〔。crampfish, electric ray, numbfish, numbie, short-tail electric ray, torpedoなどと呼ばれることもある〔。形態系統解析によると、本種はヤマトシビレエイ属に近縁である。このため、ヤマトシビレエイ属とともにヤマトシビレエイ科に含められ、単型亜科の Hypninae に分類されているが、これを科に昇格させ Hypnidae を立てる場合もある〔〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴウシュウシビレエイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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