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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ヌーク(Nuuk)は、デンマーク領グリーンランドにおける最大の都市であり、1979年に発足した同島の自治政府がある「首都」である〔岸上伸啓 2014年 『グリーンランド写眞帳―ヌーク-編』 札幌:フードデザイン研究所〕。 正式名称はカラーリット語のヌーク(「半島」の意味)であるが、デンマークの人にとってはゴットホープ(デンマーク語:Godthåb "Good hope" 「希望」の意味)の名称でよく知られている。かつては地図帳にも「ゴットホープ」と記載されていた。 == 歴史 == サカク文化で知られている古代のエスキモーが、紀元前2000年にはこの地に居住していた。ヴァイキングは10世紀に、この地を探検、以来16世紀までノース人とイヌイットが住むことになるが、両者に交流はほとんど無かった。16世紀に入ると、気候の変化によると推定されるが、ノース人の流入は途絶える。 ヌークは、ノルウェーのルター派の宣教師ハンス・エゲデによって設立された。エゲデはサガに魅せられ、デンマークとノルウェーの王であったフレデリク4世から、グリーンランドへの宣教と植民の許可を獲得した。グリーンランドは、デンマーク=ノルウェー同君連合の下でノルウェー領であったが、本土との交流は絶えて久しく、この島に到着してみると、デーン人の居住地は既に廃墟と化しており、エゲデはイヌイットしか発見できなかった。エゲデは、イヌイットの居住地近くに1724年、今日のヌークの基礎となる町を建設、これを Godthåb と名付けた。1733年には天然痘の流行でイヌイットの人口は激減した。 1979年には、ヌークと改名された。今日のヌークは、イヌイットとデンマーク人が共存し、グリーンランドの人口の4分の1がこの都市に住んでいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヌーク」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nuuk 」があります。 スポンサード リンク
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