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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
『六神合体ゴッドマーズ』(ろくしんがったいゴッドマーズ)は、日本テレビ系列で放送された東京ムービー新社製作のロボットアニメである。ナレーターは蟹江栄司。 == 概要 == 前番組の『太陽の使者 鉄人28号』に引き続き、横山光輝の漫画『マーズ』を原作にすることで企画された。ただし、横山の了解の下、大胆な改編がなされた。主人公側のロボット・ガイヤー(原作ではガイアー)と六神体が戦うという原作に対して、本作ではガイヤーと五神ロボが合体するといったように、根本となる基本設定からして異なるなど、ほぼアニメオリジナル作品と言ってもよい内容となっており、結末も原作の衝撃的なものとは異なっている。共通しているのは一部の固有名詞、ロボットの名称、マーズの意思、またはマーズの死亡によりガイヤーが爆発する設定など。 題名は当初原作にちなんで『六神合体マーズ』とされ、この仮題でアニメ誌等への発表もなされた。「マーズ」という名称は関連商品を販売する際に既に商標が登録されていたため「ゴッドマーズ」に変更された〔藤川桂介『アニメ・特撮 ヒーロー誕生のとき』157頁。〕。後におもちゃのセールスを前提とせず、原作に忠実なOVA『マーズ』とテレビアニメ『神世紀伝マーズ』が別会社により製作された。 当初は半年の放送予定だったが、おもちゃのセールスが好調だったほか、おもちゃの購買層である低年齢層とは別に、女性ファンを中心にアニメファンの人気が高まり、1年以上放映された。ストーリーは、ギシン星編、マルメロ星編、地球編の三部構成。 スタッフは、前番組の『太陽の使者 鉄人28号』からシフトする形で参加。『マジンガーZ』、『宇宙戦艦ヤマト』などで実績のある藤川桂介がシリーズ構成に起用され、ストーリー作りに重要な役割を果たしている。 ロボット同士の合体は『UFO戦士ダイアポロン』、『宇宙大帝ゴッドシグマ』、『最強ロボ ダイオージャ』にもあったが、これらは3体合体であり、ロボット同士での6体合体を採用したアニメは本作が最初である。 スポンサー主導で番組作りが行なわれ、主役ロボット「ゴッドマーズ」は複雑で線が多いデザインになり、玩具がヒットした『闘士ゴーディアン』や『宇宙大帝ゴッドシグマ』と同様の変形プロセスが採り入れられた。そのためアニメで動かすには困難で、売り物であるはずの肝心のロボットの活躍はスポンサーへのサービス的に最後の数分間まとめて行なわれ〔藤川桂介『アニメ・特撮 ヒーロー誕生のとき』161頁。〕、ジャンルとしてはロボットアニメではあるがもっぱら人間ドラマに力が注がれた。そうした事情から原作には登場しない、主人公のライバルになる美形キャラクター「マーグ」が生み出された。そして、これが初のキャラクターデザインという本橋秀之が描き、三ツ矢雄二が声をあてたマーグは主人公以上の人気を集め、本作が多くの女性ファンを獲得する原動力となった。放送当時のマーグの人気は凄まじく、マーグが死亡すると分かったときは助命嘆願書やカミソリが送られ〔藤川桂介『アニメ・特撮 ヒーロー誕生のとき』178頁。〕、実際に本編で死亡した際には『あしたのジョー』の力石徹に倣って、アニメ雑誌「アニメディア」の協力で、日本テレビの南館ホールで葬儀を行うイベントが開催されたほどである〔藤川桂介『アニメ・特撮 ヒーロー誕生のとき』166頁。〕。 放映中にファンが映画化希望の署名運動を行い、10万人の署名を集めた〔80年代アニメ大全〕。この結果、製作された劇場版はギシン星編を再編集したものでエンディングでは署名運動の中心になったファンがクレジットされている。またこの6年後に出版された藤川桂介による小説『六神合体ゴッドマーズ 十七歳の伝説』とそのOVA版(1988年)なども製作された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「六神合体ゴッドマーズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Six God Combination Godmars 」があります。 スポンサード リンク
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