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ゴブリン : ミニ英和和英辞書
ゴブリン
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ゴブリン : ウィキペディア日本語版
ゴブリン

ゴブリン()は、ヨーロッパ民間伝承やその流れを汲む(主として)ファンタジー作品に登場する伝説の生物である。まれに「ガブリン」とも表記される。以下のような様々なイメージで捉えられている。
*ゴブリンとは、邪悪な、または悪意をもった精霊である。
*ゴブリンとは、おふざけが好きで意地の悪い(だが邪悪とは限らない)妖精である。
*ゴブリンとは、ぞっとするような醜い幽霊である。
*ゴブリンとは、ノームまたはドワーフのこと(またはその一種)である。
従って、伝承や作品によってその描写は大きく異なるが、一般に醜く邪悪な小人として描かれることが多い。また、ドイツのコボルトは、上記のゴブリンのイメージに重なる事もあり、英文ではしばしば「ゴブリン」と訳される。
なおホブゴブリンは、密かに家事を手伝う善良な妖精というのが伝承での姿だが、後世ではゴブリンに似たもっと大型の生物とされていることが多い。
== ゴブリンの登場する作品 ==
J・R・R・トールキンの『ホビットの冒険』に登場するゴブリンは邪悪で狡猾な種族であった。ただし、この中つ国の「ゴブリン」は『指輪物語』以降「オーク」という名に変えられ、ゴブリンはそれを英語に訳した名であるとされた。これは、作品から童話のイメージを拭い去るためであった。しかしオークであれゴブリンであれ、トールキンが確立したイメージは後世の娯楽作品におけるゴブリン像に強い影響を与えた。
トールキン以前の作品であるジョージ・マクドナルドの『お姫さまとゴブリンの物語』では、ゴブリンは地下に住む悪意のある醜い生き物として描かれている。この作品はトールキンも少年時代に好きな物語だったという。同じくトールキン以前の作品であるE・R・エディスンw:en:Eric_R%C3%BCcker_Eddison)の『ウロボロス』(w:en:The_Worm_Ouroboros)においては、ゴブリンは小麦色の肌を持ち、勇敢で正義心に富む種族として登場し、ゴブリン王である快傑ガスラークに率いられて主人公勢力であるデモンランドを助けてウィッチランドと戦う。
ジム・ヘンソン監督の映画『ラビリンス/魔王の迷宮』(1986年)では、マペットと小人の俳優が演じた多数のゴブリンが登場した。そしてゴブリンの王である魔王ジャレスは異形の生物ではなく、ハンサムで強大な魔力を持ち、冷酷ではあるが決して邪悪ではない存在であった(デヴィッド・ボウイが演じた)。
J・K・ローリングの『ハリー・ポッターシリーズ』でもゴブリン(松岡佑子の日本語訳では「小鬼」)が登場する。ゴブリンの経営による銀行・グリンゴッツがあり、その従業員もゴブリンが多い。銀行の業務で金属である貨幣を扱いトロッコにも乗車し、地下や坑道に生息するイメージが残されている。
映画『帝都物語』では、大柄ではないがのような姿で鉤爪を具えるが、工事中の地下鉄トンネル内でトロッコに乗って出現し工事を妨害する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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