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ゴールの旧市街と要塞(ゴールのきゅうしがいとようさい)は、スリランカ南部州の港町ゴールに築かれた要塞と、その城壁内に形成された歴史地区を対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。 == 歴史 == ゴールは古くから交易拠点となっていたと考えられ、イブン・バトゥータの著書にも見られるが、ヨーロッパ人がゴールに到達したのは1505年のことである〔ユネスコ世界遺産センター (1997) p.256〕。最初に到達したのは率いるポルトガル船だったが、これは偶発的なものだった〔。1507年に貿易が始まり、ポルトガル人たちは拠点を築き、強化していった〔布野 (2005) p.451〕。1625年には3つの稜堡とサンタ・クルズ砲台が設置された〔。これは現在残る要塞よりもずっと簡素なものであったが、ゴール要塞の成立と見なされている〔友杉 (1988) p.20〕。 このポルトガルの拠点は1640年にヤコプ・コステル率いるオランダ軍の攻勢によって陥落し〔、オランダ海上帝国の一部となった。オランダはポルトガル人の都市計画を土台にしつつも、多くの点で変更を行い、現在残るゴールの基本形を作り上げていった。旧市街を囲む城壁は1663年に築かれたものであり〔友杉 (1988) p.21〕、1669年には主要な3つの稜堡を含む要塞が完成した〔。オランダ語でステル(星)、ゾン(太陽)、マアン(月)と名づけられたそれらの稜堡は〔、今もそれぞれスター、サン、ムーンと呼ばれている〔中川ほか (1998) pp.162-163〕。 File:Pointe de Galle sud de Ceylan en 1754.jpeg|1754年ころのゴールを描いた絵画 File:Galle seaside.jpg|砲台の遺構 18世紀になると勢力を伸ばしていたイギリスへの警戒からさらに11の稜堡が増やされるなどの強化がなされたが〔布野 (2005) pp.451, 454〕、1796年にイギリスの手に落ちた〔。しかし、無血譲渡であったために、当時の建造物群の多くが破壊されることはなかった。さらに、19世紀後半にはコロンボの交易拠点としての重要性が増したことで、ゴールは地方商業の拠点に過ぎなくなったが〔、それによってかえって街並みは良好に保存された〔ユネスコ世界遺産センター (1997) p.254〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゴールの旧市街と要塞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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