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サイクルウェア (cyclewear, cycle wear, cycling wear) とは、サイクリングなど自転車乗車の際に着用するために設計された衣服などのこと。本項では衣服に限らずヘルメット・アイウェア・シューズなどについても扱う。 == ジャージ == 自転車用上半身ジャージは、自転車ロードレースに参加する選手のために開発されたため、通気性と軽さが重視されている。ロードレースでは前屈のみの姿勢を取る時間が多いため、一般のジャージに比べると背中側の丈が長くなっていることが多い。さらに競技用のものは、ばたつきを抑えるため、体に密着する伸縮性と、速乾性も必要とされる。補給食やスペアボトルなどを入れるためのポケットが背中に付いているのも特徴の一つである。古くは前(胸)ポケットが付いていたが、やがて消滅し現在の形になったという。 プロ選手は、チーム名やスポンサーの名称が入るなど他競技のユニフォームと同様の役割を持つチーム・ジャージを着用し、走る広告としての働きもこなす。サッカーなどと同じく、チームジャージのレプリカが一般に販売されている。自分のひいきチームのレプリカ・ジャージを着て、レース観戦に出かけるのも同様である。なおジャージ以外についてもチーム・レプリカが市販されているものがある。 ツール・ド・フランスなどのステージレースでは、その日のスタート時点での各賞のトップ選手が一目でわかるよう、指定色の特別なジャージ(リーダージャージ)を着用する。特別な例としては、世界選手権優勝者(世界チャンピオン)が着用を許されるマイヨ・アルカンシエルと各国の国内選手権優勝者が着用を許されるナショナルチャンピオンジャージがある。どちらも次のチャンピオンが決まるまでの1年間のみで、チャンピオンでなくなってからは、袖口にアルカンシエルやナショナルカラー、国旗をあしらったジャージを着用することがある。 近年、タイムトライアルに際しては、皮膚よりも空気抵抗の少ない素材で作ったワンピース型のスキンスーツを着用する選手が多い。この場合でも、規則により下半身はレーサーパンツ同様、黒一色である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サイクルウェア」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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