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サイクル本塁打 : ミニ英和和英辞書
サイクル本塁打[るいだ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 
本塁 : [ほんるい]
 【名詞】 1. base 2. stronghold 3. main fort 4. home plate 
本塁打 : [ほんるいだ]
 【名詞】 1. home run (baseball) 
: [るい]
 【名詞】 1. base (baseball) 
塁打 : [るいだ]
 (n) base hit

サイクル本塁打 ( リダイレクト:本塁打#サイクル本塁打 ) : ウィキペディア日本語版
本塁打[ほんるいだ]

本塁打(ほんるいだ)、ホームラン()とは、野球における打者記録スポーツ新聞紙上などではHRと略される事がある。
== 定義 ==
打者が正規の打撃を行ったもののうち、次のいずれかの場合を本塁打という。
# 打者が打った正規の打球が、地面かあるいは「野手以外のもの」に触れることなく(これを「インフライトの状態」という)、両翼のファウルラインとフェンスの交差地点の間(交差地点上を含む)を通過してプレイングフィールドの外へ出た場合。または、ファウルラインがフェンスと交差する地点から垂直に伸びるファウルポール、もしくはポールのフェアゾーン側に伸びている長さ数十センチメートルの金網に当たった場合〔公認野球規則7.05(a)〕。「プレイングフィールドの外へ出る」とは、スタンドに入ること、更にはスタンドを越して球場外へ出ること(場外本塁打)を意味する。プレイングフィールドの外にある壁(バックスクリーンなど)に当たって跳ね返り再びフィールドに戻った場合も含まれる。審判員によって「ホームラン」が宣告される。
# 審判員が明らかに上記1になるであろうと判断した打球に対して、野手が、グローブや帽子などを本来身につけるべき場所から外して投げつけ、現実に打球の進路を変えた場合。ただし、投げつけても、打球に当たらなければそのまま競技続行である。
# 打者が打った打球のうち、一度でも地面に落ちたフェアボールを守備側が失策を伴うことなく処理する間に、打者走者が本塁まで進塁した場合。これを特にランニングホームラン〔 または 〕というが、記録上は上記1、2の本塁打と区別されない。
上記1、2の場合はボールデッドとなり、審判員は右手を頭上で回すジェスチャーとともに「ホームラン」と宣告する。この宣告により、打者を含めた全ての走者には本塁までの安全進塁権が与えられる。走者は本塁まで正規の走塁を行うことにより、その数だけ得点することができる。打者走者が正規に本塁まで走塁し得点が認められたとき、打者に本塁打が記録される。上記3はボールインプレイであり、審判員の「ホームラン」の宣告はない。
* 「インフライトの状態」とは、打者が打った打球がまだ地面かあるいは「野手以外のもの」に触れていない状態をいうので、一度野手に触れた後、地面に落ちることなくスタンドに入った場合も、「インフライトの状態でプレイングフィールドの外へ出た」ことになる。すなわち、フェア地域で野手に触れた打球で、まだ地面に落ちていないものが上記の定義1、2に該当する場合は本塁打であり、審判員によって「ホームラン」が宣告される〔俗にアシストホームランと呼ばれ、元福岡ダイエーホークス岸川勝也鈴木貴久の、元読売ジャイアンツ松本匡史ボブ・ホーナーの放った打球を本塁打にしてしまっている。ホセ・カンセコは、カルロス・マルティネスの放った打球が頭に当たり、これがフェンス外側へ飛んで、結果本塁打にしてしまったことがある。その他、大豊泰昭山田勉もホームランをアシストしてしまったことがある。1960年8月9日のボストン・レッドソックス対クリーブランド・インディアンスの試合では、レッドソックス外野手のルー・クリントンが、エンタイトル二塁打になるはずだったボールを偶然スタンドに蹴り込んでしまい、間の悪いアシストホームラン、しかも決勝打にしてしまうハプニングが起きている〕。
ただし、一度野手が触れた打球は、その時点でフェアかファウルかが確定する〔公認野球規則2.25(e), 2.32(d)〕。したがって、野手がファウルグラウンドで打球に触れ、インフライトの状態のままフェアゾーン側のスタンドに入った場合は、ファウルボールである。一方、野手がフェアグラウンドで打球に触れ、インフライトの状態のままファウルゾーン側のスタンドに入った場合は、ボールデッドになり、審判員によって二塁打(エンタイトルツーベース)が宣告される〔公認野球規則7.05(f)(1)〕。
野手がフェンスによじ登って、あるいはフェンスの上に登りジャンプして捕球を試みることも許されてはいる。フェンスによじ登った野手が、本塁打になりそうな打球をプレイングフィールド内で捕球した場合は、捕球したままプレイングフィールド内に残ればアウト、打球に触れたが、ボールがグラウンドに落ちた場合はボールインプレイとなる。また、捕球した選手ごとスタンドへ入ってしまった場合、審判員が正規の捕球とみなされなければ本塁打、正規の捕球の後にスタンドに入ったと判定した場合は、打者はアウトになり、ボールデッドとなって、無死もしくは一死の場合は塁上の走者に1個の安全進塁権(テイクワンベース)が与えられる〔公認野球規則7.04(c)〕(1979年公認野球規則に2.15「キャッチ」【原注】が書き加えられたが、アウトになるルール自体が改正されたわけではない)。
なお、フェンスによじ登るなどしている野手は危険を承知でプレイしているものとみなされ、このような状況で野手が観衆の妨害を受けたとしても、審判員によって妨害が宣告されることはない。ただし、観衆がフェンスを超えてプレイングフィールド側に手を出して野手を妨害したり打球に触れたりした場合は、審判員によって妨害が宣告され、ボールデッドとなる。審判員は、妨害がなければ競技はどのような状態になったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる〔公認野球規則3.16〕。
打球が外野フェンスの頂上に当たった場合はその時点でフェアとなるが、はねた打球がスタンドに入ったとき、それを本塁打と判定するかどうかについてはグラウンドによって事情が異なる。一般には、本塁打と判定するための境界線がフェンスの頂上に設定されているため、打球がその後スタンドに入るかポールに触れた場合は本塁打、プレイングフィールドに落下または野手が処理した場合はインプレーとなるが、例えばフェンス上に設置されている手すりなどがある場合の扱いは各野球場で定められており、この場合はその定められた境界線をフェンスの頂上に準ずるものとして扱う。
ドーム球場のフェア地域の天井や懸垂物などにボールが当たったり挟まったりした場合、その場所によって本塁打と認定するなど各球場ごとにグラウンドルールが定められている。詳しくはドーム球場の特別ルールの項を参照のこと。
日本プロ野球においては、2009年より本塁打の判定に限りビデオ判定を行うことができるようになった〔2014年度からはフェンス際の打球と適用範囲が広がっている。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「本塁打」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Home run 」があります。




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