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サイトエラ ''Saitoella'' はアナモルフ酵母(不完全酵母)の1属である。外面的にはごく普通の赤色酵母だが、系統的にひどく特異である。 ==概説== サイトエラは単細胞の菌体が出芽によって増殖するというもので、有性生殖は知られていない。外見的には担子菌の系統に属する赤色酵母のロドトルラと区別できない。 だが、生化学的性質や遺伝子の解析がこの株に適用されると、これが子嚢菌に属するだけでなく、大部分の子嚢菌に対して姉妹群をなすという特別な位置にあることが判明した。これに基づいて行われた研究から、まず古生子嚢菌類が分類群として認められるようになり、さらにはタフリナ菌亜門が立てられるようになった。ただしその亜門内での位置づけは確定していない。 最初に発見されたものは ''Saitoella complicata'' と命名された。属名はロドトルラの分類学に貢献したKendo Saito に献名されたものである〔Goto et al.(1987)p.77〕。種小名はこの種の持つ性質が入り組んだものであることによる〔Goto et al.(1987)p.80〕。この属は長くこの1種のみ知られてきたが、近年もう1種が追加された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サイトエラ属」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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