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『2012 009 conclusion GOD'S WAR -サイボーグ009完結編』(トゥエンティ・トゥエルブ ゼロゼロナイン・コンクルージョン〔単行本の奥付では「コンクリュージョン」とルビが振られている。〕 ゴッズ・ウォー -サイボーグゼロゼロナインかんけつへん)は、石ノ森章太郎と小野寺丈の共著による小説。石ノ森の漫画『サイボーグ009』の完結編である。 2006年12月19日、角川書店から単行本第1巻が発売された。この時点で全3巻の予定であることが発表されていたが、単行本の発売は1巻のみに留まった。2012年に版を変え、角川文庫から全3巻が発売された。 2012年より2014年までコミカライズ版『サイボーグ009 完結編 conclusion GOD'S WAR』がウェブコミック配信された。 == 概要 == 『サイボーグ009』の完結編としては、過去に『冒険王』1969年2月号から6月号に連載された『天使編』、『COM』1969年10月号から1970年12月号に連載された『神々との戦い編』が発表されていたが、いずれも未完に終わっている。自らのライフワークとなった『009』の完結は石ノ森にとって「是が非でも成し遂げねばならないこと」だった。 病に侵されてもなお完結編の構想を練り続け、21冊にも及ぶ膨大な構想ノートを残した石ノ森だが、自らの手で完成させることができないまま逝去した。その後、生前の石ノ森から全体の構想を聞かされていた小野寺丈が、構想ノートに書き残されたプロットと石ノ森が部分的に書き上げていた原稿を基に完成させることになった。しかし、プロットの中には明らかに没であろう要素も書かれており、採用するべき要素の選定から行わなければならなかった。また、002の章は初稿ながら一応は原稿が完成していた一方で、007の章はプロットにもタイトルしか書かれておらず、小野寺が全編を書き下ろしているなど、石ノ森が残したプロットや原稿の完成度は章によって大きく異なっていた。小野寺はあとがきの中で「本当ならメモを取ったり綿密な打ち合わせをしたりするべきだったのだろうが、それをやってしまうと石ノ森から生きる意欲を奪うことになりそうで、恐くてできなかった」と語っている。また、小野寺にとって初挑戦となる小説であり、多くのファンが長年待ち望んでいた完結編ということもあって、並々ならぬプレッシャーを感じたという。 なお、小説という形での発表は石ノ森の意志でもあった。その後漫画化することも考えており、まずは書き下ろしの形で単行本全10巻を同時発売、その後再構成して『コミックアルファ』に連載する予定だったという。これは島本和彦作画による『スカルマン』との石ノ森をフィーチャーした2大企画の一つとして考えられていた。石ノ森の逝去によって本作の漫画化がその時点では実現できなくなったため、島本は『スカルマン』の構成を当初の予定から変更しなければならなかったという。 本作においては、後述するように「サイボーグ戦士たちは21世紀の人間だった」という設定になっている。そのため、誕生経緯などが新たな解釈に変更されている。特に004が改造される経緯は、従来の設定では重要な役割を果たしていたベルリンの壁が21世紀には存在しないため、大幅な変更が行われている。 本作のプロットの一部は、2002年にテレビアニメ『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』の最終3話(放送時は2話)「Conclusion God's War〜序章〜」として先行公開されていたが、完成作品と異なる描写もあり、アニメ放送後もプロットの練り直しが続けられていたことが窺える。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2012 009 conclusion GOD'S WAR」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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