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サオハイ郡[さおはいぐん]
サオハイ郡(サオハイぐん、タイ語: อำเภอเสาไห้ )はタイ中部・サラブリー県にある郡(アムプー)である。 == 名前 == サオハイとは「泣く柱」という意味である。これには逸話がある。昔、バンコクをラーマ1世が建設した際、街の支柱(ラックムアン)を建てることになった。そこでラーマ1世は国中からラックムアンにふさわしい柱を集めるよう命令を出した、当時サラブリーと呼ばれていたこの地からは、ラックムアンにふさわしいタキエンの木 (, などのホペア属の木) が送られた。しかし、すでにバンコクにはラックムアンが建ったあとで、結局このタキエンの木はラックムアンに採用されなかった。ちなみに、タキエンの木は成長するとナーン・タキエン () と呼ばれる女性の霊が宿ると信じられている〔冨田竹二郎編著『タイ日大辞典』めこん、第三版1997年10月1日、p.571 ISBN 9784839601140〕が、このタキエンの木に宿るナーン・タキエンはバンコクのラックムアンに採用されなかったことを悲しんでチャオプラヤー川を遡航し、パーサック川をさかのぼって、現在の郡庁の近辺まで着くと女の声で鳴き始めた。このため、この一帯はサーオローンハイ () つまり「泣く少女」と呼ばれるようになった。その後、「サーオ(少女)」と「サオ(柱)」を掛けて、さらに、泣くという意味の「ローンハイ」が「ハイ」に省略され「サオハイ」と呼ばれることになった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サオハイ郡」の詳細全文を読む
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