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坂 差科 沙河会戦
サカ(Saka)は、紀元前6世紀頃から中央アジアに現れるイラン系遊牧民族。サカとはペルシア側の呼び名で、古代ギリシアではサカイ(Sakai)と呼んだ。また、中国の史書では塞(そく〔『漢書』西域伝上「而塞王南君罽賓」顔師古注「塞音先得反」〕)と呼ばれる種族がサカにあたるとされるが異論もある〔小谷 1996〕。 ==概要== アケメネス朝の『ベヒストゥン碑文』ではサカ、古代ギリシアの歴史書ではサカイと記された民族は、古代ギリシア人がスキタイと呼ぶ北方草原民族のペルシア側の呼び名であると、ヘロドトスは言う。この民族はアケメネス朝の支配を受け、ペルシア戦争に参加するなど、アケメネス朝では強力な部隊として活躍した。また、ストラボン『地理誌』によると、サカと呼ばれる遊牧民のうち、特に有名なのがヤクサルテス川(シル川)のかなたからやって来てギリシア人からバクトリアを奪ったアシイ、パシアニ、トカリ、サカラウリであると記す。この同じ事件を古代中国でも記しており、匈奴に撃退され、パミールを越えてアム川北に移動し、大夏国を征服した月氏の西遷、あるいは塞族の南遷がそうであるとされるが、塞族の存在については否定的な意見もあるため、慎重的な見方をしなければならない。〔『中央ユーラシアを知る事典』p212-213〕 11世紀に作られた「シャー・ナーメ」の主人公の一人ロスタムはサカ人だったという説がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サカ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Saka 」があります。 スポンサード リンク
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