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サガルドテギ ( リダイレクト:サガルド ) : ウィキペディア日本語版 | サガルド
サガルド()またはサガルドア()〔バスクりんご酒 バスクりんご酒を飲む会〕は、スペインとフランスにまたがるバスク地方で生産され、サガルドテギ(Sagardotegi, )と呼ばれる醸造所/レストランなどで提供されるシードル(リンゴ酒)の一種である〔Spain's top 10 cider houses ガーディアン, 2010年4月14日〕。バスク料理を構成する要素のひとつである。バスク州ギプスコア県が主要産地であり、サガルドテギは周辺に多く集まっている。サガルドテギで飲まれる以外には、ワインやビールのようにボトル詰めされて売られている。サガルドの大部分は非炭酸であるものの、グラスに注ぐ際には高所から落とすエスカンシアールという注ぎ方で気泡を含ませる〔Sarasola Sagardoa Great Brewers]〕。サガルドテギではタラのオムレツやステーキ、マルメロのゼリーやナッツとともに食される。 == スペインのリンゴ酒 == 2003年のスペインの酒類販売量はビール(麦酒)が315万キロリットル、ワイン(ブドウ酒)が128万キロリットル、蒸留酒類が25万キロリットル(ウイスキー34%、ジン14%、ブランデー14%、ラム11%)、シードル(リンゴ酒)が8.5万キロリットルだった〔境博成スペイン北部地方のリンゴ酒シドラおよびサガルドアの歴史と現状 日本醸造協会誌, 102巻8号, pp.585-593, 2007年〕。ヨーロッパにおけるリンゴ酒の販売量はイギリス(サイダー)の57万キロリットルが別格であり、スペインの8.5万キロリットルはフランス(シードル)の10万キロリットル、ドイツ(アップフェルヴァイン)の7万キロリットルなどと同等である〔。 スペインでリンゴが生産されているのは比較的冷涼なビスケー湾岸(エスパーニャ・ベルデ)のみである〔。その中でもアストゥリアス地方とバスク地方がリンゴ酒の産地として有名であり〔、バスク地方ではスペイン全体の約20%を、それ以外のほぼすべてをアストゥリアス地方で生産している〔。バスク地方のリンゴ酒はアストゥリアス地方のリンゴ酒よりも酸味が強いとされる〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サガルド」の詳細全文を読む
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