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サクセネア : ウィキペディア日本語版
サクセネア

サクセネア(''Saksenaea'')は、接合菌類に属するカビの一種で、壷型の胞子のうを形成する変わったカビである。
== 特徴 ==
サクセネアは、熱帯を中心に分布するカビで、''S. vasiformis'' Saksena 1953 という一種のみが知られている。菌糸体は多核体のよく発達した菌糸からなる。気中菌糸を出し、胞子のうをつける。胞子のうは気中菌糸が基質に付着した場所に生じ、下には二又分枝する仮根を出す。胞子のうはそこから上に伸び、始めは短い柄の上の卵状楕円形の膨らみとして生じ、次第に基部が膨らみ先が細長く伸び、首の長い瓶のような形となる。全体の高さは200μ程度になる。胞子のう内部は胞子のう胞子に分かれ、基部にはドーム型の柱軸ができる。アポフィシスははっきりしない。普通は単独で生じるが、基部で二又分枝して二つ一緒に生じる例もある。
成熟すると胞子のう壁は褐色に着色し、丈夫になって壊れにくくなる。胞子は他のケカビ類のように胞子のう壁が溶けたり壊れたりすることによるのではなく、胞子のうの先端に穴を開けて出てくる。胞子のうのとがった先端部が溶けて丸い穴が開くと、そこに粘液滴を生じ、その中に胞子が放出される。
小胞子嚢分節胞子嚢は形成しない。有性生殖は全く知られていない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サクセネア」の詳細全文を読む




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