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サザン・パシフィック : ウィキペディア日本語版
サザン・パシフィック

サザン・パシフィック(Southern Pacific)は1983年から1991年にかけて活躍したアメリカ合衆国のカントリー・ロックバンド。代表曲は、クリント・イーストウッドが主演の映画「ピンク・キャデラック」(1989年)のエンディング・テーマである「風にまかせて」(''Any Way The Wind Blows'')である。
==略歴==
1983年に元ドゥービー・ブラザーズジョン・マクフィーとが中心となって結成した。ベースにジェリー・シェフ、ボーカルにティム・グッドマン、キーボードにグレン・D・ハーディンらを起用し、1984年に、ワーナー・ブラザーズ・レコードと契約を結んだ。デビュー・アルバムの『サザン・パシフィック』(''Southern Pacific'')は翌年の1985年に発売された。しかし、シェフがデビュー後すぐに脱退したため、ベースは2代目のストゥ・クックが担当することとなった。また、ハーディンも脱退したため、2代目キーボーディストをカート・ハウエルが担当することとなった。
新メンバーになってから初のアルバムは、1986年発表の『キルビリー・ヒル』(''Killbilly Hill'')であった。このアルバムには、ブルース・スプリングスティーンの「ピンク・キャデラック」(映画とは無関係)のカバーが収録されている。このアルバムをもって、グッドマンが脱退し、2代目ボーカルをデヴィッド・ジェンキンスが担当することとなった。
それからまもなく、1988年に『ズーマ』(''Zuma'')が発売された。メイン曲は、「ニュー・ブルー・シェイド」で、ビルボード・カントリー・チャートで2位まで上昇した。ちなみに、このアルバムのハーモニカはすべて、かつてマクフィーが所属していたバンドのクローバー(Clover)にいた、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのリーダーである、ヒューイ・ルイスが担当している。
そして、ラスト・アルバム『カウンティ・ライン』が1990年に発売された。このアルバムには、映画「ピンク・キャデラック」のサウンド・トラックにも収録されている、「風にまかせて」(''Any Way The Wind Blows'')がフィーチャーされていた(ビルボード・カントリー・チャート4位まで上昇)。そして、ラスト・アルバム発表後、1991年に解散した。
解散後、マクフィーとヌードセンは、ドゥービー・ブラザーズに戻った。しかし、2005年のツアー中にヌードセンが56歳で死去し、再結成は事実上困難な状況となった。
2003年に、アメリカのワウンディッド・バード・レコーズ社から、デビューからラストまでの4枚のアルバムをそれぞれ、2つにまとめたアルバムが発売された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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