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サジガンクビソウ : ウィキペディア日本語版
サジガンクビソウ

サジガンクビソウ ''Carpesium glossophyllum'' Maxim. は、キク科ガンクビソウ属の草本。根出葉があり、茎の先にキセルのような形に花を付ける。
== 特徴 ==
多年生の草本〔記載は主として初島(1975),p.619〕。植物体全体に立った毛が多い。根出葉はロゼット状に地表に展開し、長さが9-15cm、幅は2-3.5cm。形は舌状で短い柄があり、先端は丸くてその先が僅かに尖り、基部では次第に狭まる。縁は滑らかだが微少な突出点が並び、表裏の両面に立った軟らかな毛を密生する。根出葉は花の時期にも残る。
茎は分枝を持たないか、希に上の方で分枝して高さ25-50cm。茎に着く葉は小さくて蝶楕円状披針形、さらに上の葉は線状披針形。頭花には長い柄があって、下向きに咲き、径は8-15mm、総苞は腕状で長さ6-8mm、幅8-15mm、苞片は5列ある。外側のものは内側のものより短く、背面には毛があって外向けに反り返る〔北村他(1957),p.71〕。また外片の先端は葉状になることがある〔牧野原著(2008),p.760〕。
和名はガンクビソウの仲間で、葉の形をサジに見立てたものである〔牧野原著(2008),p.760〕。

File:Carpesium glossophyllum sajigankubi01.jpg|根出葉の様子
File:Carpesium glossophyllum sajigankubi11.jpg|果実が出来たところ
File:Carpesium glossophyllum sajigankubi14.jpg|その拡大


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サジガンクビソウ」の詳細全文を読む




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