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サッタ峠 ( リダイレクト:薩た峠 ) : ウィキペディア日本語版 | 薩た峠[さったとうげ]
薩埵峠(さったとうげ)は、静岡県静岡市清水区にある峠である。東海道五十三次では由比宿と興津宿の間に位置する。埵の字がJIS第3水準のため、「薩堆峠」の表記や、かな文字で「さった峠」と表記する例がある。 == 概要 ==
市内興津地区と由比地区の境界付近は、山が海へと突き出す地形となっており、古くは海岸線を波にさらわれぬよう駆け抜ける必要があった。このため、同様の状態であった新潟県・富山県境の親不知と並び称されたり、東海道の三大難所として語られてきた。このため山側に迂回コースとして造られたのが薩埵峠である。 峠からの富士山と駿河湾の景色は、東海道五十三次にも残されるほどの絶景であり、高速道路(東名)の宣伝材料など、さまざまな素材にも利用されている。また、ここから見渡せる由比地区西部が東名高速道路と国道1号が並行して走る区間で交通の要所でもあることなどから、在静の民放(静岡放送、テレビ静岡)やNHK静岡放送局が、薩埵峠周辺に情報カメラを設置している。 薩埵という名称が「去った」と読めて語感が悪いという理由で、江戸時代末期の和宮の徳川家茂への婚儀の行列はここを通らず、中山道を通過した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「薩た峠」の詳細全文を読む
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