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サトザクラ(里桜)は、サクラの園芸品種の総称だが、使われ方によりいくつかの異なる意味があり、狭義から広義に並べると、おおむね次のように分けられる。 # オオシマザクラを基にして開発されたと考えられる園芸品種。オオシマザクラにヤマザクラ、エドヒガン、カスミザクラ、マメザクラなどを掛け合わせたものとされる。 # 異なる「群」の間の雑種全て。 # 全ての人工の園芸品種 # 野生種の突然変異も含め、全ての園芸品種 サトザクラの歴史は、人々がサクラを庭に植え始めた平安時代からと言われる。このころから品種の育成が行われ、人為的な交配や突然変異、野生のものからの選抜育成などが続けられた結果、200種以上のサトザクラが誕生した。オオシマザクラの影響は大きいと言われる。 サトザクラは往々にして人間の観賞用に改良されてきたため、花びらの数の多いものや、見栄えのするものを選んで作られている。八重咲き、枝垂れ咲きの種類も多い。 == サトザクラ群 == サトザクラ群に属する桜には以下のようなものがある。 * アサヒヤマ(旭山・朝日山) * アズマニシキ(東錦) * アマノガワ(天の川) * アマヤドリ(雨宿) * アヤニシキ(綾錦・松前綾錦) * アラカワニオイ(荒川匂) * アラシヤマ(嵐山) * アラタマ(新珠・松前新珠) * アリアケ(有明) * イチヨウ(一葉) * イツカヤマ(早晩山) * イトククリ(糸括) * イマジュクザクラ(今宿桜) - シラユキと同種と見られる。 * イモセ(妹背) * イヨクマガイ(伊予熊谷) * イワイザクラ(祝桜) * ウコン(鬱金) - 淡黄色の花を咲かせる。 * ウズザクラ(渦桜) * ウスズミ(薄墨) * エイゲンジ(永源寺・永源寺桜) * エド(江戸・江戸桜) * オオサワザクラ(大沢桜) * オオシバヤマ(大芝山) * オオタザクラ(太田桜) * オオヂョウチン(大提灯) * オオムラザクラ(大村桜) * オキナザクラ(翁桜) - シラユキと同種と見られる。 * オムロアリアケ(御室有明) * カリギヌ(狩衣) * カンザン(関山・セキヤマ) * キクザクラ(菊桜) * キクシダレ(菊枝垂) * キナシチゴザクラ(鬼無稚児桜) * キブネウズ(貴船雲珠) * ギョイコウ(御衣黄) - 花は中輪で淡黄緑色。花弁は10枚前後。中心部に緑色でのち紅変する条線がある。 * キリン(麒麟) * クシマザクラ(玖島桜) * クルマドメ(車駐) * ケンロクエンキクザクラ(兼六園菊桜) * コウエンジシロヤエザクラ(光善寺白八重桜) * コウカ(紅華) * コウダイジ(高台寺) * コガネイウスベニザクラ(小金井薄紅桜) * コケシミズ(苔清水) * ココノエ(九重) * コシオヤマ(小汐山) * ゴショザクラ(五所桜) * ゴショミクルマガエシ(御所御車返し) * コチョウ (胡蝶) * ゴテンニオイ(御殿匂) * コマツナギ(駒繋) * コンゴウザン(金剛山) * シオガマ(塩釜) * シズカ(静香・松前静香) * シバヤマ(芝山) * シブヤコンノウザクラ(渋谷金王桜) * ショウゲツ(松月) * ショウナンデン(小南殿) * シラユキ(白雪) * シロタエ(白妙) * スイショウ(水晶) * スザク(朱雀) * スマウラフゲンゾウ(須磨浦普賢象) * スミゾメ(墨染) * スルガダイニオイ(駿河台匂) * センダイシダレ(仙台枝垂) * センリコウ(千里香) * タイハク(太白) * ダイミン(大明) * タオヤメ(手弱女) * タカサゴ(高砂・南殿・奈天・武者桜) * タグイアラシ(類嵐) * チハラザクラ(千原桜) * チョウシュウヒザクラ(長州緋桜) * ツクバネ(突羽根・平野突羽根) * テマリ(手毬) * トウキョウザクラ(東京桜) * トラノオ(虎の尾) * ナジマザクラ(名島桜) * ナデシコザクラ(撫子桜) * ニソンインフゲンゾウ(二尊院普賢象) * バイゴジジュズカケザクラ(梅護寺数珠掛桜) * ハクカサン(白華山) * ハクサンオオデマリ(白山大手毬) * ハクサンハタザクラ(白山旗桜) - Prunus lannesiana cv. HatazakuraまたはPrunus lannesiana cv. Vexillfera * ハナガサ(花笠・松前花笠) * バンリコウ(万里香) * ヒグラシ(日暮) * ヒヨドリザクラ(鵯桜) * ヒラノネザメ(平野寝覚) * フクザクラ(福桜) * フクロクジュ(福禄寿) * フゲンゾウ(普賢象・普賢堂) * フサザクラ(房桜) * フダンザクラ(不断桜) * ベニガサ(紅笠・松前紅笠) * ベニシグレ(紅時雨・松前紅時雨) * ベニユタカ(紅豊・松前紅豊) * ベンドノ(弁殿) * ホウリンジ(法輪寺) * ホクホウ(北鵬) * ホタテ(帆立) * ボタン(牡丹) * マザクラ(真桜・白花真桜) * マスヤマ(増山) * マツマエ(松前) * マツマエアイゼン(松前愛染) * マツマエオオシオ(松前大潮) * マツマエカザンイン(松前花山院) * マツマエハナゾメイ(松前花染衣) * マツマエハヤザキ(松前早咲・血脈桜) * マツマエフウキ(松前富貴) * マツマエベニヒゴロモ(松前紅緋衣) * マツマエヤエコトブキ(松前八重寿) * ミクルマガエシ(御車返し・御車還し・桐ケ谷・キリガヤツ) * ミッカビザクラ(三ヶ日桜) * ムラサキザクラ(紫桜) * メイゲツ(明月) * ヤエアケボノ(八重曙) * ヤエニオイ(八重匂) * ヤエベニトラノオ(八重紅虎の尾) * ヤエムラサキザクラ(八重紫桜) * ヤダケムラサキ(矢岳紫) * ヨウキヒ(楊貴妃) * ランラン(蘭蘭) - 上野動物園のパンダに因んだ名前 * リュウウンインベニヤエ(龍雲院紅八重) * ワシノオ(鷲の尾) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サトザクラ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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