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サドバリー隕石孔 : ミニ英和和英辞書
サドバリー隕石孔[こく, いし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
隕石 : [いんせき]
 (n) meteorite
: [こく, いし]
 【名詞】 1. volume measure (approx. 180l, 5 bushels, 10 cub. ft.) 

サドバリー隕石孔 ( リダイレクト:サドベリー隕石孔 ) : ウィキペディア日本語版
サドベリー隕石孔[さどべりーいんせきこう]

サドベリー隕石孔 (サドベリーいんせきこう; Sudbury Astrobleme) カナダオンタリオ州グレーターサドベリー市にある、地球上で2番目に大きな「アストロブレム(隕石衝突に起因する地質構造)」である。地球上で2番目に大きな「衝突クレーター」であるという説明がしばしば見られるが、正確には地形としての「クレーター」はすでに失われている。クレーター跡は現在は深く浸食され強く変形しているが、生成時には直径200~250 kmあったと推定される。
なお、世界で1番大きいアストロブレムは南アフリカ共和国フレデフォート・ドーム。また、3番目は恐竜絶滅の要因と目されるメキシコのチクシュルーブ・クレーターである。
サドベリー盆地 (Sudbury Basin) には、火成岩類・角礫岩類・堆積岩類がつぶれた楕円形に同心円状に並ぶ、特異な地質構造が発達しており、地質学的にはこれをサドベリー構造 (Sudbury Structure) と呼ぶ。その起源は18億5000万年前 (古原生代) の隕石の衝突であり、クレーター地形は侵食と広域削剥で失われたが、当事の地下地質構造が現在地表に露出していると考えられている。衝突によってマグマが発生し、そこから生じた火成岩類にニッケル鉱山群 (ニッケル・銅硫化物鉱床) が含まれ、資源地質学的に重要な地である。

盆地南部のクレイトン鉱山にはサドベリー・ニュートリノ観測所 (SNO) がある。
== 概要 ==
北米大陸五大湖の中央を占めるヒューロン湖には、東側にジョージア湾と呼ばれる入り江が付属する。サドベリーはジョージア湾の北50kmに位置し、盆地の中心の座標はである。現在この盆地はグレーターサドベリー市に属し、旧サドベリー市の中心は盆地の南側のすそにある。盆地は、地元では単に「The Valley」と呼ばれている。
サドベリー盆地は東北東-西南西の長軸を持つ楕円形で、長径62km、短径30km、深さ15kmである。サドベリー構造の形成年代は、ジルコンのU-Pb年代から約18億5000万年前 (古原生代) と見積もられている。直径約10kmの隕石が衝突してできたと考えられており、放出物は1600万km2にわたって撒き散らされ800km以上運ばれた。
形成時には直径200-250kmの巨大な円形クレーターだったと推定され、その後の深い浸食造山運動による変形によって現在の盆地が作られた。この大きさの推定だと、盆地の北側に盆地と同心円をなすように分布する地溝 (ヒューロニアン・アウトライアー) を、かつてのクレーターのリング状凹部と解釈することになる。現在までの浸食は盆地北縁で6kmになると推定され、クレーターの外縁は完全に消え去っている。
盆地の東端に隣接するワナピティ湖は約3720万年前 (始新世) に形成された衝突クレーターである。サドベリー火成複合岩体 (SIC) の楕円リング状の分布は、ワナピティ・クレーターの部分でへこんでいる。サドベリーとワナピティの2つの衝突クレーターが接近していることは完全に偶然である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サドベリー隕石孔」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sudbury Basin 」があります。




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