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sanagi 蛹
サナギ ( リダイレクト:蛹 ) : ウィキペディア日本語版 | 蛹[さなぎ]
蛹(さなぎ)は、昆虫の一部のものが、成虫になる寸前にとる、成虫に似た形で、ほとんど動かない一時期をさす。 == 概論 == 多くの昆虫は幼虫から成虫へと変態を行なう。バッタやセミなどでは、幼虫の体は成虫と比較的よく似た構造をもち、幼虫の背には小さな羽が見える。このような昆虫は、幼虫から脱皮によって直接に成虫へと羽化する。このようなものを不完全変態という。 それに対して、チョウやコガネムシなどでは幼虫の形状が成虫とは大きく異なっており、幼虫の体はひたすら餌を食べて栄養を蓄えるのに向いた形態をとる。彼らの体はおおむね、餌を認識する最低限のセンサーと消化器官からできているといって良い。しかし、成虫になる一回前の脱皮の時に、成虫の構造を小さくまとめたような姿になる。これが蛹である。完全変態の昆虫では、蛹の段階において身体の大改造が行なわれ、成虫の体は、一般的には飛翔能力を含めた高い運動性を備え、異性と出会い交尾し子孫を残すのに都合が良い形態となる。このような変態を完全変態という。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蛹」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pupa 」があります。
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