|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。
サバテサイクル(Sabathe cycle)は、中・高速の圧縮着火機関(ディーゼルエンジン・焼玉エンジン)の理論サイクル(空気標準サイクル)であり、 複合サイクルとよばれることもある 〔柘植盛男、『機械熱力学』、朝倉書店(1967)、ISBN 3053-230304-0032〕 〔 谷下市松、『工学基礎熱力学』、裳華房(1971)、ISBN 4-7853-6008-9.〕。 実際のディーゼルエンジンでは燃料噴射後、着火するまでに着火遅れがあり、 この間に噴射された燃料はシリンダー内に燃料・空気の混合気を形成する。 これに着火すると短期間で燃焼し(予混合燃焼)、等積に近い燃焼となり、 低速機関でない限り、これを無視することはできない。 その後、続いて噴射される燃料が空気と混合しつつ順次燃焼し(拡散燃焼)、 等圧に近い燃焼となる。 この等積燃焼と等圧燃焼の双方を考慮したものが、サバテサイクルである。 ==サイクル== サバテサイクルは、圧縮着火機関の実際のサイクルを、 下表 1 のような比熱一定の理想気体(空気)の可逆なクローズドサイクル (空気標準サイクル)で置き換えたものと考えることができる 〔 〔。 ファイル:P-V_Chart_of_Sabathe_Cycle.svg|図 1. サバテサイクルの p-V 線図 ファイル:T-S_Chart_of_Sabathe_Cycle.svg|図 2. サバテサイクルの T-S 線図 サバテサイクルのp-V 線図および T-S 線図を図 1、2 に示す。 また、吸気状態を V1、p1、T1、S1 としたときの、 サイクル上の各点の状態量を下表 2 に示す。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サバテサイクル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|