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サバニ
サバニ(鱶舟)は、琉球列島の漁業従事者に古くから使われていた漁船の名称である。推進方法はエークと呼ばれる櫂、四角帆、エンジンの3種類であるが、近年はエンジン推進が主流である。独特な形状をもつエークは漕ぐだけでなく帆走時には舵としても使われる。戦後のエンジンの普及で、伝統的なサバニの帆漕技術は急激に失われつつある。 写真は、サバニにマストを立て、帆(フー)をかけた状態。下から7本のバテン(帆桟=フーザン)が見える。左後方に伸びているのは手綱(ティエンナ)で、これで帆を制御する。 == 歴史 == 従来、サバニは漁で使われるだけでなく、日常の荷物運搬等に欠かせない生活の足でもあった。 近年では日露戦争時に敵バルチック艦隊の船影を認めた5人の漁師が、宮古島から通信設備を備えた石垣島までをサバニで漕破し、その存在を伝えたとされる久松五勇士の活躍が有名である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サバニ」の詳細全文を読む
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