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サピエン酸[さぴえんさん]
サピエン酸 (サピエンさん、シス-6-ヘキサデセン酸、、数値表現 16:1(n-10)または16:1(Δ6))は、人の皮脂を構成する主要な脂肪酸。 サピエン酸は、毛の生えている動物のなかでは人間に特有な脂肪酸であることがその名称の起源となっている。マウスの皮脂においてこれに相当する脂肪酸はパルミトレイン酸である〔 〕。 サピエン酸はニキビの発生に関与しており、強力な抗生物質活性を持つ可能性がある。 パルミチン酸のΔ6デサチュラーゼによる不飽和化でサピエン酸が合成される。他の組織においてはリノール酸がΔ6デサチュラーゼの標的となるが、脂腺細胞内ではリノール酸は分解されてしまうため、パルミチン酸がこの酵素により不飽和化されてサピエン酸が生成する。サピエン酸より炭素2つ多いセバレイン酸も、皮脂中に含まれる。 ==脚注==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サピエン酸」の詳細全文を読む
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