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オーストラロイド()は、人種概念の一つで、コーカソイド、ネグロイド、モンゴロイドと並び四大人種と呼ばれる。オーストラリア大陸、ニューギニア、メラネシアを中心としたオセアニア州及びスンダ列島、フィリピン、タイ、スリランカ、ムンバイを中心としたインド西南部から南部などの東南アジアから南アジアにかけての地域に分布する。 ==概要== ユーラシア大陸に進出した人類のうち、7 - 5万年前〔三井誠『人類進化の700万年』〕にインド南部の海岸地帯からスリランカ・スンダ列島を経由しサフール大陸(ニューギニア・オーストラリア大陸を中心とした現在のオセアニア地域。サフル大陸とも)に進出した人類の子孫と考えられている。 後には遺伝子の研究により、オーストラロイドが遺伝的に従来の狭義のモンゴロイドと近いことから、共に広義のモンゴロイドに含める学説も出た。近年の学会では、「人種」でなく地域集団として捉える考え方が主流となってきており、その場合オーストラロイドはサフール人と称される〔斎藤成也「遺伝子からみた東ユーラシア人 」『地学雑誌』Vol,111,No.6,pp.832-839, 2002年〕。遺伝的に近い旧来の狭義のモンゴロイドである東ユーラシア人(東・東南アジア人)・南北アメリカ人(アメリカ先住民)にサフール人を含めて、以前の広義のモンゴロイドを「環太平洋人〔斎藤成也「遺伝子から見たモンゴロイド」, 赤澤威編『アフリカからの旅だち』東京大学出版会, 1995年,119-184頁〕」とする学説も出ている。 オーストラロイドは一見、地域ごとに人種が枝分かれする以前の、初期ホモ・サピエンスの特徴を残しているようにも見え、しばしば「原生人種」などと呼ばれることがあった。しかし遺伝的には初期人類との隔たりが大きく、かつミトコンドリアDNAや核DNA解析に基づいた分子系統樹では、西ユーラシア人(コーカソイド)から〔あるいは東ユーラシア人から〔斎藤成也 2002 同書 835-836頁〕分岐したことが示されており、過酷な環境への適応によって形成された特殊な文化的なイメージと形質からそのような誤解を持たれているに過ぎない。なおオーストラロイドは、ネグロイドと同等程度に皮膚の色が極めて濃い。肌の色とは対照的であるが、髪の色が明色で金髪という個体がアボリジニやメラネシア人の女性や子どもによく見受けられる。なお髪の色は成長するにしたがってしだいに黒くなっていく。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オーストラロイド」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Australoid race 」があります。 スポンサード リンク
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