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サプライサイド経済学(サプライサイドけいざいがく、)は、マクロ経済学の一派で、供給側(=サプライサイド)の活動に着目し、「供給力を強化することで経済成長を達成できる」と主張する一派のことである。ジュード・ワニスキーによって命名された。〔Douglas Martin (August 31, 2005). "Jude Wanniski, 69, Journalist Who Coined the Term 'Supply-Side Economics'" . New York Times.〕 ただし、この主張が成り立つ為には生産したものが全て需要されると言う非現実的なセイの法則が成り立つ必要がある。この学派に対しては、大部分の経済学者から理論の正当性などに関する強い疑問が呈されている。 後に第41代アメリカ合衆国大統領となったジョージ・H・W・ブッシュは、1980年の共和党予備選において、サプライサイド経済学を「ブードゥー経済学」と揶揄した。しかし、リアルビジネスサイクル理論を典型として、アメリカの新古典派経済学の理論構造は、供給制約を成長の基本的制約としており、思想的にサプライサイド経済学であるともいえる〔小野善康『景気と経済政策』岩波新書、1998、第1章「景気に対する二つの見方」。〕。 ==目的== マクロの経済活動は総需要と総供給の均衡によって決まるが、サプライサイド経済学においては、そのうちの総供給側に着目する。 総需要曲線と総供給曲線の交点において国民所得と物価水準が決定されるが、 *所与条件一定の下で総供給曲線を右側にシフトさせると、国民所得が増加し、物価水準が低下する。 *所与条件一定の下で総需要曲線を右側にシフトさせると、国民所得が増加し、物価水準が上昇する。 このうち、前者がサプライサイド経済学のねらいである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サプライサイド経済学」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Supply-side economics 」があります。 スポンサード リンク
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