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サマリウムコバルト磁石(サマリウムコバルトじしゃく、samarium-cobalt magnet)は、サマリウムとコバルトで構成されている希土類磁石(レアアース磁石)である。サマコバ磁石と略されることもある。組成比の異なる SmCo5(1-5系)とSm2Co17(2-17系)がある。「1-5系」は高価なサマリウムの比率が高いため、「2-17系」の登場以降あまり用いられなくなってきた。硬度が低いためにもろい。1970年代前半に開発された。 最も強いネオジム磁石に次ぐ磁力を持つ。ネオジム磁石の方が性能がよいが、磁性がなくなる温度であるキュリー温度がサマリウムコバルト磁石の方が700度 - 800度と非常に高く、最大で摂氏350度程度までの環境でも使用できるため、高温での用途で用いられる。 水分が十分に飛んでいて表面が研磨されている状態であれば、低い温度で発火することがあるため火災に注意する必要がある。 == 属性 == * 強い磁力(サイズが大きいほど磁力は強い) * 高い耐腐食性 * 良好な温度特性(最大使用可能温度は摂氏250度から350度、キュリー温度は700度から800度) * 密度 : 8.4g/cm³ * 抵抗率 : 0.8×10-4Ω·cm * 熱膨張率(垂直方向) : 12.5 µm/(m·K) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サマリウムコバルト磁石」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Samarium-cobalt magnet 」があります。 スポンサード リンク
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