|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 銀 : [ぎん, しろがね] 【名詞】 1. (1) silver 2. silver coin 3. silver paint ・ 涙 : [なみだ] 【名詞】 1. (1) tear 2. tears 3. lachrymal secretion 4. (2) sympathy
『サラは銀の涙を探しに』(サラはぎんのなみだをさがしに)は、橋本長道による日本の小説。2012年に、第24回小説すばる新人賞及び、将棋ペンクラブ大賞(文芸部門)を受賞したデビュー作『サラの柔らかな香車』の続編。 == あらすじ == サラに敗れ、一度は棋士になる夢を諦めた北森七海は再び将棋への情熱を取り戻し、女流棋士となり、サラが唯一保持するタイトル「女流天衣戦」の挑戦権を得る。だが、対局直前にサラは「銀の涙を探しに……さよなら」という言葉を七海に残して姿を消してしまい、七海の不戦勝という結果に終わってしまう。実力でもぎ取ったのではない不本意なタイトル保持者という地位に納得がいかない七海だったが、将棋会館に道場破りをしにきた少女から、インターネット上の対局サイトに現れるプレーヤー「SARA」の存在を知らされる。SARAの指し手に紛れもなくサラの面影を見た七海は、SARA=サラだと確信し、勝負を挑んでいく。負け続け、一時は自分の将棋を見失うも立ち直り、やがて勝ち越すようになると奨励会でも勝てるようになり、女性で初めてのプロ棋士となる。サラにもう一度会いたい七海は、同じくサラの行方を探していたプロ棋士の鍵谷英史と知り合う。鍵谷は一時はトッププロとして活躍していたことがあるが、現在はB級に留まっており、失踪前のサラが最後に対局し勝利した相手だった。 SARAのIPアドレスを突き止めた七海が鍵谷と共に行き着いた場所は東京大学の研究所、SARAは14歳当時のサラの棋譜を基に開発されたコンピュータだった。特別アドバイザーとして研究に携わった元奨励会員の桂木想は、既に2年後の名人対コンピュータ戦が決定していると伝え、サラが生まれた時の呪術師の予言を引き合いに出しながら、コンピュータが名人を破る日は近いとし、将棋の終わりを通告する。SARAとサラは全く違うと鍵谷は強弁し、名人が負けるという桂木の予測を一蹴、自分がコンピュータを破ると宣言する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サラは銀の涙を探しに」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|