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サラサ : よみがなを同じくする語

SARASA
更紗
サラサ : ミニ英和和英辞書
サラサ[さらさ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


サラサ ( リダイレクト:更紗 ) : ウィキペディア日本語版
更紗[さらさ]

更紗(さらさ)は、インド起源の木綿地の文様染め製品、及び、その影響を受けてアジア、ヨーロッパなどで製作された類似の文様染め製品を指す染織工芸用語。英語のchintzに相当する。日本ではインド以外の地域で製作されたものを、産地によりジャワ更紗、ペルシャ更紗、和更紗などと称している。
== 概要 ==
日本で「更紗」の名で呼ばれる染織工芸品には、インド更紗のほか、前述のようにジャワ更紗、ペルシャ更紗、シャム更紗など、さまざまな種類があり、何をもって「更紗」と呼ぶか、定義を確定することは困難である。一般にはインド風の唐草、樹木、人物などの文様を手描きや蝋防染を用いて多色に染めた木綿製品を指すが、日本製の更紗には木綿でなく絹地に染めた、友禅染に近い様式のものもある。
更紗の特色は、その鮮烈な色彩や異国風の文様とともに、木綿という素材を用いること、及び、「織り」ではなく「染め」で文様を表していることにある。日本の染織工芸史を通観すると、正倉院宝物の染織品には絞り染め、板締め染め、蝋防染、木版などを用いた染め文様が多く見られるが、その後平安時代から中世末までは「織り」による文様表現が主流となっていた。しかし、更紗の渡来によって「染め」の文様表現が再び盛んとなり、後の友禅染などの隆盛につながっている。「異国風」の文様表現のみならず、素材としての木綿も中世末から近世初頭の日本においては目新しいものであった。それまでの日本の衣料の素材としてはが主流であり、木綿は普及していなかった。『日本後紀』によれば、綿の日本への渡来は799年(延暦18年)のことで、三河国(愛知県)に漂着した「崑崙人」がもたらしたものであったというが、栽培方法等がよくわからないままに絶滅してしまった。日本に木綿が再び伝わるのは室町時代末期である。木綿は丈夫な素材で、保温性、吸水性も高く、衣服の素材として優れている。米作よりも収益性が高いこともあって、江戸時代中期以降、日本各地で木綿の生産が盛んになり、広く普及するようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「更紗」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chintz 」があります。




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