|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
サラミース(, )は、ギリシア神話に登場する女神あるいは女性である。河神アーソーポスとメトーペーの娘で〔アポロドーロス、3巻12・6。〕〔ディオドロス、4巻72・1。〕、キュクレウスの母。サラミース島の名の由来とされる。長母音を省略してサラミスとも表記される。 サラミースは彼女に恋したポセイドーンにさらわれ、アッティカ沖の島に連れていかれた。そしてその地でポセイドーンに愛され、1子キュクレウスを産んだといわれる。成人したキュクレウスは島の王となり、島民を苦しめた大蛇を退治した〔アポロドーロス、3巻12・7。〕〔ディオドロス、4巻72・4。〕。またキュクレウスは母の名を取って島の名をサラミース島と名付けた〔パウサニアス、1巻35・7。〕。 キュクレウスには男子が生まれなかったため、後に娘と結婚したテラモーンに王位を譲った〔。 テラモーンには2人の息子、大アイアースとテウクロスがいた。しかし大アイアースはトロイア戦争で非業の死を遂げ、テウクロスは戦後、大アイアースの遺児エウリュサケースを連れて帰国したが、兄の死を止められなかったことをテラモーンに責められ、サラミース島から追放された〔クレータのディクテュス、6巻2。〕。その後、キュプロス島に流れ着き、サラミース市を起こしたという〔ストラボン、14巻6・3。他、クレータのディクテュス、6巻4。〕。 その後サラミース島はサラミスの海戦が行われたことで有名になり、ギリシア海軍の戦艦サラミスなど、多くの船の名前にもなった。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サラミース」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Salamis (mythology) 」があります。 スポンサード リンク
|