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サラリーマン転覆隊(サラリーマンてんぷくたい)は、1988年に発足した日本のカヌーチーム・アウトドア団体。フォールディングカヤックで日本や世界の川を旅する。正式名は「転覆隊」だったが、メンバーがすべてサラリーマンだったため「サラリーマン転覆隊」と呼ばれた。 1997年11月よりアウトドア雑誌『BE-PAL(ビーパル)』にてその活動を紹介する連載が始まり、この団体の活動を原案としたドラマ『アウトドア・ロックンロール〜サラリーマン転覆隊が行く〜』が2013年BS朝日で放映された。『BE-PAL』での連載に影響を受けて、日本全国に沈没隊、つっぺり隊、満腹隊、轟沈隊、楽沈隊、バカ沈隊、漂流隊、遭難隊、へっぽこ隊、ぶくぶく隊、沈どん隊、水死隊などのカヌーチームが作られた。カヌイスト野田知佑氏とも深い親交がある。 == サラリーマン転覆隊の概要 == 発足時は単なるカヌーチームだった。徐々に、登山、マウンテンバイク、沢登り、クライミングなどアウトドアスポーツ全般に活動を広げていった。キャッチフレーズは「日本で一番過激でヘタなカヌーチーム」。同時に「命の保証はない。感動の保証はある。」というスローガンも使う。隊長は本田亮。(当時は大手広告代理店に勤務。現在は作家活動をしている。) 転覆隊が使用するカヌーはフォールディングカヤック(折り畳み式カヌー)。フォールディングカヤックは破損しやすいために急流には適さないものだが、転覆隊はこのカヌーを使って急流を下る。そのためよく転覆し、よくカヌーを折ってしまう。転覆隊の名の由来はそこから来ている。遊び方はカヌーにキャンプ道具や食料を積み込んで旅をするツーリングスタイル。 初期の頃、隊長の書く転覆バトルの報告書が面白いと評判になり、1997年4月にフレーベル館から単行本〔『サラリーマン転覆隊が行く』(フレーベル館)〕が発売された。 この単行本を読んだ椎名誠が野田知佑に紹介し、野田知佑が内容を絶賛した〔『サラリーマン転覆隊門前払い』(小学館) あとがき〕こと等をきっかけに、1997年11月より小学館のアウトドア雑誌『BE-PAL(ビーパル)』での連載が始まる。徳島県・吉野川を舞台とした本木克英監督による映画化の話も進み四国放送でも紹介〔「おはようとくしま」 JRT四国放送 2000年7月5日放映〕されたが、未だ実現には至っていない。2013年9月からはBS朝日にて、転覆隊の活動を原案とする「アウトドア・ロックンロール〜サラリーマン転覆隊が行く〜」の放映が始まる。カヌーやクライミングなどの活動をリアルに表現するため、転覆隊の隊員たちが番組に出演し役者をサポートするというドキュメンタリードラマ形式をとっている。 転覆隊の大きな特徴は、バトルに加えて豪快な焚き火料理。コック長のチャーミー坂井が、河原で築地の割烹料理顔負けの料理をつくる。メニューは贅沢だが、調理器具は大鍋、中華鍋とパドルまな板というシンプルなもの。「二度と食えんものを食う」というコンセプトの元、焚き火料理と真剣に取り組んでいる〔『サラリーマン転覆隊的焚き火料理』(小学館)〕。 カヌー以外の活動としてはママチャリを用いた遠征も特徴的であり、これまでに四国お遍路走破や、東京から青森860kmを走って青森ねぶた祭に参加する〔「おやじ4人 冒険成就」東奥日報2009年8月7日朝刊〕、などの試みが各地で話題になっている。 転覆隊の著書や紹介記事〔The Mad Men of Tenpukutai 雑誌 outdoor japan TRAVELLER (Issue 48 - Summer 2013)〕、出演しているラジオ番組〔『サラリーマン転覆隊隊長・本田亮さんとゆかいな仲間たち』 Bay FM ザ・フリントストーン 2006年9月17日放送〕やテレビ番組〔インタビュー連載『匠のテレビのミカタ・本田亮』 テレコ!〕からのメッセージは「究極のワーク&ライフバランス」。命がけの挑戦によってストレスの多いサラリーマンを生まれ変わらせることである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サラリーマン転覆隊」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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