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salicylic acid =========================== ・ 酸 : [さん] 【名詞】 1. acid
サリチル酸(サリチルさん、)は、ベンゼン環上のオルト位にカルボキシル基とヒドロキシル基を併せ持つ物質で、示性式は C6H4(OH)COOH、CAS登録番号は 69-72-7。無色の針状結晶である。隣接するヒドロキシル基の影響でカルボン酸としては比較的強い酸 (p''K''a = 2.97) である。そのまま飲むと胃穿孔を起こし腹膜炎の原因となる。酸性を弱め胃を通過できるようにしたものがアセチルサリチル酸(アスピリン)である。 == 発見 == ヤナギの薬理作用については、ヒポクラテスの書物に登場するほかにシュメール、レバノン、アッシリアの文書にも登場する。また、チェロキー族などのアメリカ原住民もヤナギの仲間を解熱・鎮痛に用いていた。日本でも「歯痛には柳楊枝」として知られていた。しかし、これらの記録はヨーロッパでは知られていなかった。 1763年、イギリスの司祭エドマンド・ストーンが柳の解熱作用を再発見。その後、1830年にフランスの薬剤師アンリ・ルルー (Henri Leroux) とイタリアの科学者ラファエレ・ピリア (Raffaele Piria) が解熱成分(サリチル酸の配糖体)を分離してサリシン( 「柳」から)と命名。その後ピリアはサリシンを分解して新物質を発見、サリチル酸と命名した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サリチル酸」の詳細全文を読む
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