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サルガッソ海(サルガッソかい、Sargasso Sea)は、メキシコ湾流、北大西洋海流、カナリア海流、大西洋赤道海流に囲まれた海域であり、北緯25度 - 35度・西経40度 - 70度に存在し、長さ3,200km・幅1,100kmの範囲となる。浮遊性の海藻サルガッスム(Sargassum、ホンダワラ類)にちなむ。サルガッソー海とも。 == 概要 == サルガッソ海の周りで上記4海流が時計回りの大きな渦を作っているため、浮遊物が集まると考えられる。「粘りつく海」といわれるのも、この海藻の集合によるものである。大量の気泡を内包しており、アメリカの沿岸地域に多量に生えているこの海藻が嵐によって海を漂流し、海流に乗ってサルガッソ海に流れ着く。 水流が無く無風状態が続くと、多くの海藻がこの海域に溜まることになり、サルガッスムなどの海藻が長い線状になって漂っている。 この海域の海面下には激しい水温の逆転層があるため、海水中の栄養分が少なくプランクトンが非常に少ない。このため海水の透明度が高く、世界一透明度の高い海域であり、透明度の世界最高値66.5mはこの海域で測定されている。深層部の栄養分は高いため、ウナギの産卵場所となっている。 この海域の存在は15世紀のポルトガルの船乗りの間で知られており、コロンブスも航海記の中で、海藻が多く浮遊し、凪が多い海域として記録している。 なお、他の海洋においても太平洋における太平洋ゴミベルトなど同様の海域があることが指摘されている〔Dunning, B. "The Sargasso Sea and the Pacific Garbage Patch." Skeptoid Podcast. Skeptoid Media, Inc., 16 Dec 2008. Web. 2 Jun 2013.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サルガッソ海」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sargasso Sea 」があります。 スポンサード リンク
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