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猿ぐつわ 猿轡
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猿轡(さるぐつわ)とは、声をたてさせないために布などを口に押し込んだり、かませたりするもの。 ==概要== 一般的な猿轡は、口の中に布を詰め込んでその上からタオル等で覆うもの、スカーフや手拭などの布を1回結んで瘤をつくり、その瘤を口に噛ませて後頭部で縛るものなどがある。また市販品では、ゴルフボール大の玉に革紐がついていて、玉を口に押し込んで紐で固定するもの、厚手の革で口全体を覆うもの、エボナイトの棒を口に噛ませ紐で固定するものなどがある。最近ではガムテープ等で口の上から貼り付けることもある。 市販の猿轡は、猿轡本来の目的よりもむしろ視覚的な効果を期待する場合に用いることが多い。声を立てさせないためには、ガムテープ等で口の周りをぐるぐる巻きにするのが静粛性および耐久性の点で最も効果的である。布を使う場合には布切れを口一杯に詰め込んで、それを吐き出せないように上から別の布で縛るのが効果的である。ただし、場合によっては窒息などの危険があるので注意が必要であり、また、顔をこすりつけることにより猿轡が外れる場合があるという欠点もある。単に布で口を覆うだけではほとんど声を封じることはできない。 最近では、若い女性の間でファッションの一部としてボンデージルックを身につけたり、アクセサリーとして玉猿轡(ボールギャグ)をチョーカーのように首につけたりされている。玉猿轡(ボールギャグ)は、いびき防止のための道具として用いられることもある。 猿轡をかませる際には意識があることが重要である。気絶している場合には窒息する危険性があり、また猿轡をかませる必然性もないことから実用的ではない。特にクロロホルム等で意識を失った場合は嘔吐することがあり、窒息の原因になるので、必ず意識が戻った後に猿轡を噛ませることが望ましい。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「猿轡」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gag 」があります。 スポンサード リンク
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