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スルファメトキサゾール(略号 SMX または〔"SMZ" is not found in databases, but often seen in the published literature; it could however be confused with sulfamethazine, also seen abbreviated SMZ.〕 SMZ〔SMZ in Abstract of "Rat model of concurrent Pneumocystis carinii (Pc), Toxoplasma gondii (Tg), and Mycobacterium avium complex (MAC) infections for assessment of multiple prophylaxis" at ncbi.nlm.nih.gov〕)とは、スルホンアミド系の静菌的抗生物質のひとつ。これはしばしばトリメトプリムとの組み合わせで相乗効果(シナジー)を示す。スルファメトキサゾール単剤では耐性獲得のために無効となりやすいため、日本ではトリメトプリムとの合剤としてしか販売されていない(2010年現在)。これを日本ではST合剤と略すことが多い。ST合剤での商品名はバクタ®(塩野義製薬)やバクトラミン®(中外製薬)など。 MRSAを含むブドウ球菌・大腸菌・インフルエンザ菌・嫌気性菌に感受性を持つことが多い。 また尿路感染症でしばしば処方される。副鼻腔炎においてペニシリン系薬剤の代替薬として用いられることもある。トキソプラズマ症・ニューモシスチス感染症でも用いられる。 == 薬理 == スルホンアミド系薬剤はパラアミノ安息香酸(para-aminobenzoic acid; PABA)と構造が類似しており、競争的阻害薬として作用する。これらは細菌がPABAを用いて葉酸を正常に合成することを阻害する。葉酸はDNA合成に重要な代謝物である〔Martindale, ''The extra pharmacopoeia'', 30th ed, p. 208〕。この効果は一般的に静菌的に現れる。 葉酸は人体では合成されず、経口的に摂取される。このため効果は人体には影響せず、細菌(もしくは葉酸合成を行う生物)にのみ影響する。細菌のスルファメトキサゾールへの耐性獲得は葉酸合成酵素が変異し、PABA結合性変化などを起こすことによる。 :: トリメトプリムとのシナジー効果については英語版ウィキペディアの図を参照のこと。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スルファメトキサゾール」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sulfamethoxazole 」があります。 スポンサード リンク
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