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株式会社 サンテレビジョンは、兵庫県全域を放送対象地域としたテレビジョン放送事業を行っている、特定地上基幹放送事業者である。略称はSUN(サン)。通称はサンテレビ(SUN-TV)。 コールサインはJOUH-DTV(神戸 26ch)、リモコンキーIDは局名と同じ「3」。 == 概要 == 兵庫県域のテレビ局開局の前史として、姫路市とその周辺市町村(主に兵庫県南西地域)をサービスエリアとしたテレビ局の周波数割り当てが挙げられる。そもそも姫路市は、大阪市から発射されるラジオ局の電波が届きにくい地域があったため、姫路市が独自に姫路市営放送という中波ラジオ局を開局する計画が予定されていた。しかし、これが市民の反対運動により立ち消え、予備免許も取り消される事態となったが、1957年6月に「テレビ放送用周波数割り当て計画・第1時チャンネルプラン」にて、既存のNHK大阪放送局の総合テレビ、大阪テレビ放送(現・ABCテレビ)とは別に、新しく2つのチャンネルを京阪神地域に、もう1チャンネルを姫路地区に割り当てるとする特例をいったんは採択した。しかし、当時の郵政大臣だった田中角栄がこれを見直し、姫路地区に割り当てられる予定だった1チャンネルを京阪神のチャンネル増枠に変更させられることになり、姫路市をサービスエリアとするテレビ局の開局がまたも閉ざされることになってしまった。 それと相前後して、1954年に姫路市と姫路商工会議所が中心となって「姫路テレビ放送」を法人化させたが、これをきっかけに、神戸放送(現・ラジオ関西)、神戸新聞社、さらには県政までを巻き込んで兵庫県全体をサービスエリアとするテレビ局の開局運動がおこった。しかし、隣接県の開局などもあり、VHFのチャンネルに空きがなくなってしまい、開局の実現が不可能となってしまった。その後、郵政省は1967年にUHFによる放送局の増枠を念頭に「第2次チャンネルプラン」を策定。これがきっかけで、兵庫県域のテレビ局開局が認められることになったとされている。〔わが国初の地方自治体による民間放送局設立運動・姫路市放送局を中心として (京都大学生の論文より)〕 兵庫県や大阪府〔大阪府下では、全てのケーブルテレビ局で区域外再放送を行っている。〕を中心に、京都府(福知山市・京都市伏見区の一部・山城地区の北部や高台)・奈良県・和歌山県・徳島県・香川県・岡山県・鳥取県・島根県のそれぞれ一部地域、合わせて683万世帯・1635万人で視聴可能〔サンテレビ|会社案内|サンテレビについて 〕〔サービスエリア図 〕。 神戸新聞社の連結子会社で、系列新聞は神戸新聞とデイリースポーツ。日本で最初に「プロ野球の完全生中継」を開始した局である。 同じ独立放送局で近隣の京都府にある京都放送(KBS京都)との関係が深く、2002年には相互に三都ネットを形成し、2007年に発足した東名阪ネット6にも共に参加している。 自社制作の番組が全体の40%以上(他の在阪局並み)にもおよび、数々の番組が全国に番組販売されて放送されている〔スポーツ関係の番組はsky A・sports+・GAORA・J SPORTS、その他の番組は各地の民放やBSデジタル局でも放送されている。〕。特に、開局当初から続くプロ野球中継を初めとしたスポーツ番組や、釣りやゴルフといったアウトドア分野の番組をいくつも手掛けている。また、毎年元日に放送される『新春!!漫才大爆ショー』は長寿番組であり、年始の定番でもある。 その一方で慢性的な人員不足などにより、報道番組や情報番組はあまり多くないが、1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生した折には、開局以来最大規模の報道体制が執られた(詳細は後述)。 日本の地上波独立テレビ局の中で唯一、機械式視聴率調査で「その他」に分類されない局である。 2004年12月1日より地上デジタル放送を開始し、画面解像度1920×1080ピクセルのフルハイビジョン放送を実施している〔他には、放送大学、KBS京都、奈良テレビ、びわ湖放送、三重テレビ、あいテレビで実施している。〕。 また、2005年12月1日より新キャラクターとして「おっ!サン」が、新キャッチコピーとして「おっ!サンテレビ」が登場した〔おっサンの部屋 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サンテレビジョン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sun Television 」があります。 スポンサード リンク
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